先輩とカノジョ。４

単純に ページ1

単純に

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LS「ただ機嫌が悪かっただけじゃない？」

SH「お腹すいてたんでしょー」

YB「眠かっただけなんじゃねーの」










次の日の放課後、授業が終わって教室に帰る途中に昨日の話をすると次々にそう言い放つ三人に肩の力が抜ける。










SH「ていうかそれ、むしろ妬い、むぐっ…」

LS( ばかね、セフン、Aが大人になっていくのを見守るって決めたの、忘れたの？！ )

SH( そんな話したっけ？！ )

LS( 今したでしょーがっ )

SH( ええぇ )







ヒソヒソ話すリサとセフンを横目に、イボが私の腕をくいと引っ張り少し前で歩く。







「だって、あんなヨニちゃん先輩初めてみたんだもん…。






しかも、好きなやつ誰って。





どういうつもりであんなこと言ったのか、意味わかんないよ…」





私の言葉を聞いているのか聞いていないのか、
しばらく黙ったままのイボに不満気な視線を向けると、








お前は本当にボケボケだな





と意味のわからない呟きのあと、ぽんっと頭に手を置いて顔を覗き込まれる。















YB「で？もう好きなの辞めるって？」











「……それは…、」









正直、自分でもわからない。










ヨニちゃん先輩が好きなのはハル先輩で、
どれだけ頑張っても無意味なんじゃないかと思ってしまっている自分もいる。





























『あの、ごめん、今ちょっといいかな……？』





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