245話 ページ11
……こつん、こつん、こつん
まるで誰もいないかのような静けさの中、大広間を私のヒール音が反響する
何十人もの人が刺すように私を見つめ、それぞれの感情が手に取るようにわかった
殺意、恐怖、嫉妬、疑心、関心、
好奇心。
｢マーマママ！！！！
よくうちのカタクリを口説き落として俺への仲介を果たさせたもんだ！感心した！
…海軍本部大将、白竜よ！！｣
｢今日は職務は関係なく訪問したわ
………、お茶の誘いをしに来たのよ
四皇、ビッグマム｣
｢…なに？お茶だって？｣
不躾な視線が何十と突き刺さる
…ヤジが飛んでこないだけしつけはされてるか。
｢おめぇ…お茶会を軽く見てるんじゃないよな？
俺がそんじょそこらのお菓子で満足できるとでも？！！ありあわせで今すぐなんて出来るわけねェだろうが！！！｣
｢……おあいにくさま。
私もお菓子には強いこだわりがあるのよ
…だから今回は、私が全て用意してあげるわ｣
『移れよ雫』！！！！
ﾄﾞｻﾄﾞｻ！！
｢｢｢｢？！！！｣｣｣｣
一瞬で現れた大量のお菓子に、さすがに皆目を見張りざわめいた
色とりどり、香り豊かなお菓子たちをビッグマムは見定めるように凝視している
｢ほお…なかなか良さそうな菓子を選ぶじゃないか。
お菓子好きってのは嘘じゃないみたいだね｣
｢…この格好を見てもらえばわかると思うけど、戦闘をしに来たんじゃない。
あなたも私も、互いを見定めたいでしょ？
ゆっくりお茶しながらの方がよく分かるんじゃないかしら｣
充分間をとってビッグマムは椅子の背もたれに沈み、にやりとして見下げてきた
｢…さすが、カタクリを口説き落としただけのことはある
口が達者だねェ、
気に入った！！！！
そうさね、お前がどんな目的で来たか！そんなもんは茶を飲みながら聞きだしゃいいんだ！｣
巨人のように大きな体、麗しい顔立ち
…さすが、これだけの大所帯がみんな家族なんて驚いたけど…この人ならできそうね。
｢テーブルセットと茶の用意はこっちに任せな
すぐ出来るさね｣
ーーーーーーーーーー
賑やかな音楽、香りのいい紅茶、目にも美味しいお菓子たち
…そして私を囲むようにセッティングされたテーブル
エドのところの宴とは雰囲気が全然違う。
｢マーマママ！！！！さあ、始めようか｣
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ひはる(プロフ) - みかんちゃんさん» 感想ありがとうございます！！ワクワクしてくださってありがとうございます嬉しいです！今後もなるだけ早くそして楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月26日 11時) (
レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - guririさん» レス遅くなってすみません！感想すごくすごく嬉しいです！！気まぐれやで掛け持ちも多い亀ですけど、そんな風に言っていただけて嬉しいですし凄いやる気出ました笑ありがとうございます！ (2019年8月26日 11時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
みかんちゃん(プロフ) - 最初から一気読みしちゃいました！凄く面白くて、読んでいてワクワクしました！続編、お待ちしてます！ (2019年8月19日 10時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
guriri - 面白いです！続編が待ち遠しいです。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - ユッケさん» ありがとうございます！この作品あまりコメント来ないので結構みなさんどう思ってるか不安だったんです。わたしの理想を夢主にになってもらってまして、それを褒めていただけると本当に励みになりますありがとうございます！続編前回よりは早く出せるよう頑張りますね！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひはる x他1人 | 作成日時：2019年6月24日 23時
