271話 ページ37
しばらくして、私達は正義の門の近くまで戻ってきていた
｢！もうここでいいわ、ありがとう！！｣
『いいえ、お役に立てて光栄ですよ』
そう返事をするや否や、ゆっくり大きな波をたてて彼は海の中へ潜って行った
｢さ、私達も部屋に行きましょう｣
｢おう｣
ｽﾞｽﾞｽﾞ…
私たちを持ち上げるように海水が盛り上がり、そのまま部屋へと向かおうとした
…が。
｢こらぁぁぁぁぁ！！！A！
父さんに許可も取らんでデートとは！なにごとだぁぁああ！！｣
｢｢？！｣｣
広場のど真ん中で私たちの帰りを待ちわびていたらしい父さんが、大声で私達を呼び止めたのだ。
｢…遅くても遅くなくても過保護だったか…｣
｢なんのこと｣
｢いやなんでも。｣
このままスルーしたら後がめんどくさい(もうめんどくさいけど)
大人しく降りて話をするとしよう。
ーーーーー
｢…それで、なあに父さん、私とロシーの交際は認めてるんでしょう？
それなら私たちが勝手にデートしたって問題ないじゃないっ｣
｢交際は認めた！あまりにもお前が鈍すぎてロシナンテが気の毒だったからな
だが！それとこれとは話が別だ！
公衆の面前で…まさか手なんかつないだりしてないだろうな？！！｣
えええ…まさか私達が手すら繋いでないカップルだと思ってるの…？
｢いやそれどころかキ((むぐ？！｣
｢はいしてません！断じて！ではガープさん失礼します！！｣
｢あっ！おいロシナンテ！！まだ話は終わってないぞおおお！！！｣
「ちょっとロシー？！」
私の口を抑えたロシーは焦りながらそう言い捨て、これまた焦りながら部屋までの道をふたりで駆けていくのだった。
ーーーーー
自室の扉を雑に閉める。
「…っロシー？なんで遮ったのよ」
「あの続き言ったらあと1時間は足止めくらってたぞ」
「？！」
私の様子に呆れたように笑う彼は説明してくれた。
「あのな、お前はかなりそういうことに鈍感だから説明するけど
ガープさんとセンゴクさんは、異常にお前に対して過保護なんだ！！」
「…、
は？」
「いや本当だからな？！
俺は小さい時からずっとそれを見てきたんだから間違いない」
父さんと父様が？
「訓練じゃあお前のことを誰よりも手厳しく指導してきたけど、
それだって身を守る術を身につけさせたいがためだし
お前の帰りが遅くなった時なんて、何度も部屋に帰りを確認しに来るんだ。
任務のときは同行した兵士にAの様子をしつこく報告させてるしな」
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ひはる(プロフ) - みかんちゃんさん» 感想ありがとうございます！！ワクワクしてくださってありがとうございます嬉しいです！今後もなるだけ早くそして楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月26日 11時) (
レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - guririさん» レス遅くなってすみません！感想すごくすごく嬉しいです！！気まぐれやで掛け持ちも多い亀ですけど、そんな風に言っていただけて嬉しいですし凄いやる気出ました笑ありがとうございます！ (2019年8月26日 11時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
みかんちゃん(プロフ) - 最初から一気読みしちゃいました！凄く面白くて、読んでいてワクワクしました！続編、お待ちしてます！ (2019年8月19日 10時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
guriri - 面白いです！続編が待ち遠しいです。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - ユッケさん» ありがとうございます！この作品あまりコメント来ないので結構みなさんどう思ってるか不安だったんです。わたしの理想を夢主にになってもらってまして、それを褒めていただけると本当に励みになりますありがとうございます！続編前回よりは早く出せるよう頑張りますね！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひはる x他1人 | 作成日時：2019年6月24日 23時
