255話 ページ21
ロシナンテside
白い布地のふんわりした可愛らしいワンピース
青を基調としたイメージのAとしては珍しいチョイスだな。
1年前プレゼントしてからずっと傷一つ付けないよう大事にしてきたらしいエナメルのネックレスのハートは、
綺麗な鎖骨のくぼみにおさまっている。
…おまけに後輩に貰ったって可愛い笑顔で喜んでたルージュまでつけて…似合うに決まってんだろ？
だがなあ…ただでさえお前を追っかける男達は多いんだぜ？
不安倍増だなこりゃ…
ーーでも、それが全部�牴兇里燭瓩世鵜瓩砲靴燭海箸世隼廚Δ函△覆鵑箸盡世┐覆させ�ちになってつい口角が上がってしまう。
今大人しく俺の前に座って髪を結われているお前を見て、
どれほど優越感と独占欲が満たされているか…分かってねぇんだろうなあ…
後ろ髪をそっと上げ、白いうなじに吸い付く。
｢っ！｣
…ほら、これだってもう慣れっこのはずだろ？
そんな可愛い反応も俺だけのものだって、自惚れて、
表では、お前に頼られるようになんともない顔してるんだ。
…
｢(……、あなたのその、時折鏡にうつる獣のような目が、
どれほど私に、愛されているという安心感を与えてくれているのか…分かっていないのでしょうね)｣
薄く微笑んだAに首を傾げる。
｢…どうした？｣
｢ううんなんでもない。
…できたの？｣
｢ん、ああ！出来たぞ、今日は帽子をかぶるから…横流しに編み込みをしてみた。｣
ぱっとAは能力で水鏡を出し後ろを確認すると目を輝かせた。
｢すごい！…ほんと…
この器用さを日常生活に分けてあげたいわね…｣
ぐさっと言葉に深く刺されたような気がするが、そっと抜き取ろう…
｢い、いいんだよこれが器用なだけで…｣
この朝の一時は、俺だけの特権だからな。
｢にしても帽子って…私帽子なんて持ってないわよ？｣
その言葉ににっと笑い自分のクローゼットに隠すようにしまっておいた箱を取り出す。
察したようにきゅっと頬を赤らめて口元を結ぶ彼女がどうも愛しい。
そっとその丸い箱の蓋を開けると…
その口元は、少女らしい笑顔に変わった。
｢こんなふうに2人で外に出ることもあると思って買っておいたんだ。｣
つばの広いエレガントな形の白い帽子
A好みの花飾りとレースの帽子だ。
嬉しそうに声を立てて帽子を手にとるAを、俺はまたどんな目で見ているんだろうな
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ひはる(プロフ) - みかんちゃんさん» 感想ありがとうございます！！ワクワクしてくださってありがとうございます嬉しいです！今後もなるだけ早くそして楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月26日 11時) (
レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - guririさん» レス遅くなってすみません！感想すごくすごく嬉しいです！！気まぐれやで掛け持ちも多い亀ですけど、そんな風に言っていただけて嬉しいですし凄いやる気出ました笑ありがとうございます！ (2019年8月26日 11時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
みかんちゃん(プロフ) - 最初から一気読みしちゃいました！凄く面白くて、読んでいてワクワクしました！続編、お待ちしてます！ (2019年8月19日 10時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
guriri - 面白いです！続編が待ち遠しいです。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - ユッケさん» ありがとうございます！この作品あまりコメント来ないので結構みなさんどう思ってるか不安だったんです。わたしの理想を夢主にになってもらってまして、それを褒めていただけると本当に励みになりますありがとうございます！続編前回よりは早く出せるよう頑張りますね！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひはる x他1人 | 作成日時：2019年6月24日 23時
