81話 ページ34
７ヶ月が経ち、私は全ての六式を習得することができた。
しかしまだそれは基礎を習得したにすぎない
これをどう実践で用いるかが大切なの
女神の力も、だいぶ扱えるようになったし
そしてあの不思議な声の通り、修行を積むにつれて
あの封印の時間のタイムリミットも3時間まで縮まった。
あの２人の言うところによると、最終課題っていうのをラスト3日かけて行うらしい。
あ、もう一つ大きな発見があった
�犂鼎い�菓子�瓩辰討いΔ里蓮△垢辰瓦�美味しいってこと！
今まではなんでも好きで、特別に好きな食べ物っていうのは無かったけれど
これは特別だわ
今では夕餉でさえお菓子になったほど
それを知った天竜人達が毎日どっさりお菓子を贈ってくるのには、参るような気もするけど
貰えるものは貰っとけってことよね！
…5997…8…
こう考えている間にもトレーニングは欠かさない
｢…5999…6000！！！
ぃよしっ！｣
起き上がり際のバック転。しっかり決まって今日も絶好調間違いなしね
時刻は午前６時半
｢さて、朝の舞としようかな
今からやって眠るのが3時間…遅い朝餉にはなりそう｣
右目が熱く光る
『海の覇者』
ー…
ー…ーーー…ーー
心に余裕を持ってきた頃…この海の奏でる美しい音色に耳を傾けることが出来た
私が、力を取り戻す時…！
視界が白み、ゆっくりと明けていく。
透き通る体に、心も澄む。
そして、新しく知った、舞の歌
真の女神の為の歌
｢巡る生命
科せられる運命へ歩め
死にゆく君に背を向けよ
辛きを越えて沈む時
全治の母となり生まれ変わる
繋いだ生命を紡ぎ
生きよ海よ、沈むまで｣
｢………もう少し明るい歌でもよかないかしら。｣
『眠り』
ｼｬﾝ…ｯｯ!
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作者名：ひはる x他1人 | 作成日時：2017年12月4日 21時
