【ONE PIECE】海軍大将(将来)は海の女神も務めます弐【ロシナンテ】 (ページ30)

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77話-noside ページ30

｢…ｯあああ！！！｣

甲高い声が、仮面の男たちの耳に届いた

彼らは顔を見合わせ、少し遠くの天女の間へ足を急ぐ

｢｢な？！！｣｣

彼らが口を開け、目を見開いたその理由は

奇妙さゆえか

美しさゆえか。

彼らの目の前に広げられた光景

それは、Aの変わり果てた姿だった。

空中に浮かぶ、まるで繭のような水球の中で、

美しい衣装に身を包まれたAが膝を抱えていたのだ。

全身半透明で、絹のレースのような衣装はゆらゆら揺れている

目元から首にかけて浮かび上がる痣のようなものは、海の流れのようにも、涙のようにも見えた

首筋と額には鱗が見え、髪はより長く波打っていた。

｢なん、だ？これは。
今までの文書にはなかった現象だ。｣

｢…引き出せるか？｣

そう手を水球に触れようとした…ー

ﾊﾞﾁｨｨｨｨｯｯ！！！

｢…っぐ、駄目だ。守られている｣

｢…様子を見てみよう、今は分からなすぎる｣

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『ー♪ー…ンンンンーンーンンーンー

ンンンンーンーンンーンー』

『お酒追加です

…あら、お客さん…見ない顔ですね。

船乗りさんでしょう、その歌は？』

『ん？お前さんこの歌知らねえのか？

海賊はみんなこの歌を歌うんだ！

お前さんさっきステージで歌ってたなあ、
あんな上手い歌俺ァ初めて聞いたぜ』

『あら、海賊さんでしたか！ごめんなさい船乗りさん』

『いやおめえ！海賊だって言ってんだろ！

船乗りさんじゃねえっ

俺の名はよ！！！』

。

。

。

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視界が明るくなる。

目を開けると、みるみるわたしを包んでいた水球は消えていった。

｢…なるほど、目覚めると自然に水球は体内に戻るのか

……今の夢は…。｣

分かりたくないと考えを打ち消した。

朝焼け前の美しい紫

…ちらと置時計を見れば、確かにほぼ半日…

しかし…舞に半日を費やすのはもったいない。疲れはしばらくすれば取れるし、

タイムリミットが短くなるまで姿は変えずに舞をしよう