50話ガープside ページ3
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キラッキラした、覚えている限り今までで一番の輝いた目
…二歳の時、初めての訓練で見せた輝かしい顔から、誕生日には刀や、そういった物騒なものばかり俺もセンゴクも与えていた。
おつるちゃんでさえ去年の贈り物は戦闘訓練用の木刀だ。
それで今年は、何か普通なものをあげるのもいいかもしれないと
フーシャ村へ行く際見つけた縫いぐるみをあげることにした…
…のだが、まさかここまでとは、
正直驚いた。そしてかわいい。
動物と言ってもコルボ山や本部近くのゴツイ動物としかあまり触れ合わなかったからだろうか？
｢えっ、これどこで？
こんなもの初めてみた…こんな触り心地も初めて…
これ、猫？可愛い…もふってしてる！！｣
遠目に海兵達の視線を感じるが今は勘弁しといてやろう
…ワンピースも気に入っていたし、もしかしたらAは案外可愛い物が好きなのかもしれん
いや…よく考えたら普通のことだな、この子は7歳の女の子なんだ。
｢気に入ったか？それならいい！｣
｢うん、ありがとう！｣
部屋に飾ってくる！と言ってパタパタと走り去る姿は、先程の覚悟を決めたような一人の人間とはかけ離れ
ただの年頃の女の子だった
海を見つめ、これが今は全てAなのかと感傷に浸る
おおいかんいかん！
あの子に笑顔の方がいいって言われたばかりだろう！
あの子が前向きに生きているのだから俺もそうしなければ！
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まさかこんなサプライズがあると思わなかった
こんな可愛いもの生まれて初めて！
何故かみんな武器を毎年くれるけれど(もちろん嬉しかった)、私的にはこちらの方が良い
｢これは名前をつけるべき？
なんだろう、何にしようか
ロシー…でどう？｣
ふっと頭に浮かんだその名前が妙にしっくりきた
命名、ロシー！
ロシーに頬ずりしながらベッドに転がった。
腹や頭を撫でくりまわしては可愛いその姿をながめる
手触りもいいわね。
…
…
なんだか、ベッドにいたら眠くなってきた…
練習でもさすがに舞いすぎたかな…あれやると…体力がいつもより…かなり
い…る……ーーー
Aは知らない。
寝ている合間に、海軍全体に自分が可愛い物好きと知れ渡った事を。
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作者名：ひはる x他1人 | 作成日時：2017年12月4日 21時
