5. ページ6
次の日もまたいつもと同じ朝を過ごして
いつもと同じぼっちの時間。
相変わらずぼぉ〜っとしてるか、
小説を読むかの二択。
そんなこんなで時間がどんどん過ぎていく…
はずだった。
今日は珍しく朝から担任じゃない、
別の先生が教室に来た。
先「今日の科学はペアで実験やから、授業までにペア決めとけよ。」
あぁ1番嫌いな授業タイプ “ペア”
小学生の頃は拓哉がなってくれてたけど、
中学生の頃から拓哉とペアになれず、
いっつも1人最後まで余って先生とやるタイプ
また今回も余って先生とかぁ…
自分のことを考えてても、
拓哉は誰とやるんやろ…
結局こうなる私の脳内。
あ〜！もう私ったら
拓哉のことばっか気にしすぎ！
「なぁ。一緒にやろうや。」
突然肩をトントンと叩かれて言われた。
こんな私を誘うなんてそんな変わり者
誰やろと思って振り返ってみると
そこには見慣れた顔があった。
『えっ…拓哉？なんで？』
拓哉だった。
今まであんなに関わってこなかったのに
突然どうしたのだろうか。
もしかして私とほんとにペアになりたかった？
また少しだけ期待してみる。
拓「なんでって別に。A、どうせぼっちなんやろ？いっつもぼっちで先生とやってるやんか。それでたまにはちゃんとペアつくってやった方がええんやないかって思って。ほら俺、学級役員やからさ…」
嫌やった？
いつも通り俯き気味な私を覗き込むように
聞いてくる拓哉。
『別に嫌やない…なんかありがと。』
拓「なんかってなんやねん！」
笑いながら拓哉が言う。
拓哉のその笑顔につられて私も笑顔になる。
拓哉と話したのいつ振りやろ…
嬉しいけどちょっと恥ずかしいな…
“ 学級役員だから”
拓哉はそう言ったけど、それでも嬉しかった。
いつもは憂鬱なペアの授業。
でも今回だけは楽しくなりそうやなぁ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千夏(プロフ) - 続きがすっっっっごく気になります！！！！！！！ (2020年4月3日 1時) (
レス) id: 8c82eeb19b (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 続き気になる!!!更新頑張ってください!!!!待ってます!!!!!!!!! (2019年9月23日 11時) (レス) id: 20fb14c53f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暖心 | 作成日時：2019年4月10日 17時
