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次の日も避け続け、今日は金曜日。
今日も変わらず拓哉のためだと思って避け続ける。
いろいろありすぎて忘れかけてたけど、日曜日は拓哉とふたりで出掛ける予定やった。
でもきっとこんな状況やし、なくなるやろうな....
避けていても私の元へ来て小さい声で
「おはよう。」
って言ってくれる拓哉は神のよう。
そんな優しい拓哉とは対照的に私は頷くだけで声に出すことができない。
心の中のモヤモヤはどんどん増すばかり。
休み時間。
少し前までは拓哉が話しかけにきてくれた幸せな時間。
でも、今では周りの会話を聞きながらぼーっと外を見てるだけ。
そんな中、気になる話題が聞こえてきた。
「藍那は好きな人おらへんの？」
女子の数人が横内さんの周りに集まって盛り上がっていた。
その質問に反応した男子たちも
「そうや、横内！はっきりしろや〜」
なんて言ってる。
私は気にしてないような雰囲気を醸し出してみんなの話を聞く。
横「藍那の好きな人？えぇ〜、恥ずかしいなぁ....」
ほとんどの人が知ってる中でそんな風に言う横内さんは相当あざといと思う。
もちろん、その場には横内さんが好きやと噂の拓哉もいた。
横「藍那の好きな人は〜...... 」
そう言って席から立ち上がった横内さん。
拓哉の元へ行き、拓哉の席の前で止まった。
そして......
横「西村くん！好きです。」
クラスのほぼ全員が揃う教室で公開告白をした横内さん。
周りではキャーキャー、ワーワー騒ぎが起きている。
そしてここにいる誰もが首を縦に振ると思っていたその時だった。
拓「ごめん。気持ちは嬉しいけど応えられへんわ。」
拓哉はそう言って頭を下げた。
そして私を含む教室全体が困惑に包まれた。
横「な、なんで？なんで藍那と付き合えないん？」
さすがの横内さんも本気の涙目で拓哉に聞く。
拓「横内はほんまにいい人やと思う。せやけど俺、本気で好きな人おんねん。せやから....ほんまにごめんなさい。」
私は横内さんが振られたことに正直言ってホッとしていた。
でも、拓哉が言っていた
“ 本気で好きな人 ”
が気になって仕方がない。
その本気で好きな人が私だったらいいのにな。
そんな訳ないか。
私の日々に新たな展開が訪れました。
続く (更新停止中)
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千夏(プロフ) - 続きがすっっっっごく気になります！！！！！！！ (2020年4月3日 1時) (
レス) id: 8c82eeb19b (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 続き気になる!!!更新頑張ってください!!!!待ってます!!!!!!!!! (2019年9月23日 11時) (レス) id: 20fb14c53f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暖心 | 作成日時：2019年4月10日 17時
