十六話 ページ17
日が暮れてから、5人で食料を調達してから、こっそりと円を使って受験者達の気配を探っていた。すぐ近くには誰もいなかったが、まぁまぁ離れたところに数人いるな。
ちなみに俺の円は、かなり広いところまでいける。確か、数kmはいけた気がするけど・・・
近くは無いと言っても、たった数kmしか離れていないし、きっと俺を見つけたらすぐに襲いかかってくるだろう。勝てる自信はあるが、面倒事はごめんだ。
俺の「移動する。」という言葉で、理解してくれたのだろう。何も言わずに立ち上がり、俺達は移動した。
あれから円を使わずに歩いている。円を使えば、誰とも会わないでいられるが、ずるいだろう。
薬「しかし、結構奥の方に来ているやつも多いんだな。」
貴「そうだね、入り口で固まっているより、奥に行った方が隠れられるからね。」
俺達は今、入り口の方に歩いている。その理由は、鶴丸が「久しぶりに外に出たんだ、久しぶりに戦りたい。」と言いだし、それに、他の3人も同調したからだ。
まったく、やっぱり出すんじゃ無かったか・・・
そんなことを考えていると、いきなり禍々しいほどの殺気を感じた。
俺は思わず、臨戦態勢に入り、殺気の出所を探してしまった。
刀剣達も思わず抜刀しかけていた。きっとあの殺気の持ち主はヒソカだろう。ここまで届くほどの強い殺気だったのか、それとも俺が殺気が届く位置まで接近してしまったのか・・・
鶴「おいおい、久しぶりだぜ。こんなにすごい殺気は。」
三「うむ、自分に向けられておらんのに、つい抜刀しかけてしまったな。」
この殺気の中で、こんなにも平然としていられるのも慣れだろう。
薬「血が滾るな!」
切「一度相手したいな。」
こういうことも平気で言える。
確かに、あの殺気を感じて、久々に誰かと戦いたいと思ってしまった。
貴「なら、会いに行ってみるか?」
俺がそう言うと、4人とも目を見開いて驚いていた。
切「珍しいな、あんたがそんなこと言うなんて。」
確かに、俺はそこまで戦いとは思っていない。面倒だからね。
だけど俺だって、戦いたいときだってあるよ。
貴「薬研が言ったみたいに、少し滾ってしまってね・・・やるなら、強い相手の方が良いだろ?」
そう言うと、みんな笑い、「それもそうだな。」と言って、殺気のした方へと歩き出した。
一歩歩くにつれて、俺達の周りから動物たちがいなくなる。
俺達の殺気が漏れてしまっているんだろう。気を付けなければ・・・(ニヤ
(悪い顔してるな主)
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慶(プロフ) - 武将先生さん» ありがとうございます!私もそう思って書いてみました^^頑張りますね! (2016年12月7日 12時) (レス) id: 7094d1d184 (このIDを非表示/違反報告)
武将先生 - 小説を読ませて頂きました!とても面白いです!刀剣乱舞とHANTER×HANTERのコラボはなかなか無いから、次の更新がとても楽しみです!頑張って下さい!! (2016年12月6日 23時) (レス) id: 245d9e6dce (このIDを非表示/違反報告)
慶(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年11月23日 20時) (レス) id: 7094d1d184 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - すごく面白いです!!これからも頑張ってください! (2016年11月23日 15時) (レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
慶(プロフ) - マリネットさん» ありがとうございます!が、頑張りますね!! (2016年10月14日 7時) (レス) id: 7094d1d184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:慶 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jye2/
作成日時:2015年9月7日 22時