十五話 ページ16
適当に果実や、魚を採って腹を満たした。
薬「で?これからどうするよ、大将?」
貴「適当に過ごす事にするよ。同じ場所には長居しないようにして、島を探検していればいいんじゃないかな?幸いにも逃げ続ければいいだけだしね(^_^)」
そういえば、ここはほとんど誰かと会う事もない。俺達のことを監視しているのがいるが、彼等なら分かってくれるだろう。なら、久しぶりに呼ぶかな。
“グレイホール”
掌で円を描き、空間に穴を開ける。なんでもその中に入れる事ができるが、出し入れできるのは俺だけ。人も中に入る事ができる。普段は刀を中に入れている。中では、人の形をしているが、俺が呼ぶときに一度刀の状態に戻る。
中から刀状態の三日月と、鶴丸を取り出した。
“付喪神おろし”
名前の通り、刀から人の形にする念能力。
貴「出でませお出でませ、三日月宗近、鶴丸国永、山姥切国広。」
俺がそう言うと、刀が光りだし、人の形になった。
人の形になった瞬間に3人から抱きしめらた。
鶴「久しぶりに呼んでくれたな主!」
三「爺は寂しかったぞ。」
切「主、もっと俺を使ってくれ。」
薬研は苦笑しながらこちらを見ていた。見ているだけなら、助けてくれたって良いじゃないか・・・
きっと、薬研はずっと主と一緒にいたじゃないかとか言われるから、こっちに来れないんだろうな。
それから数十分抱きしめられたままだったが、いつの間にか、薬研も中に入ってきた。我慢しきれなかったんだろうな。
貴「もう十分だろ?そろそろ離してくれないか?」
そう言うと、4人とも名残惜しそうにしていたが、渋々離してくれた。
他の子達も呼びたいけど、これ以上人数が増えても大変だし、俺は追われる立場だ。目立つような真似は避けたい。
貴「さて、久しぶりに5人揃ったんだ、ゆっくりする為にも移動しよう。」
そうして俺達は山の中へと移動して行った。
そして、適当なところに腰を休めた。
薬「こんな所で良いのか?大将。もう少し川の近くにしたほうが良いんじゃないか?」
貴「いや、川の近くだと人が来やすく、見つかりやすい。」
切「ここなら、少し歩けば川も実のなる木もあるから丁度いいというわけだな。」
貴「そういうk鶴「そんな事より!俺達が居なかった間にどんな驚きがあったか聞かせてくれないか!」…」
遮られた…流石鶴丸といったところか(^_^;)
それから鶴丸が駄々をこねてきたので、仕方なく今までのことを話した。
そうしていたら、いつの間にか日が暮れてしまった。
178人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
慶(プロフ) - 武将先生さん» ありがとうございます!私もそう思って書いてみました^^頑張りますね! (2016年12月7日 12時) (レス) id: 7094d1d184 (このIDを非表示/違反報告)
武将先生 - 小説を読ませて頂きました!とても面白いです!刀剣乱舞とHANTER×HANTERのコラボはなかなか無いから、次の更新がとても楽しみです!頑張って下さい!! (2016年12月6日 23時) (レス) id: 245d9e6dce (このIDを非表示/違反報告)
慶(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年11月23日 20時) (レス) id: 7094d1d184 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - すごく面白いです!!これからも頑張ってください! (2016年11月23日 15時) (レス) id: bb18c895b3 (このIDを非表示/違反報告)
慶(プロフ) - マリネットさん» ありがとうございます!が、頑張りますね!! (2016年10月14日 7時) (レス) id: 7094d1d184 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:慶 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jye2/
作成日時:2015年9月7日 22時