ツイてない ページ6
先生「こらっ！華宮！
お前は授業聞いてるのか？！」
はぁー、最悪いつもバレない内職がバレた。
A「はぁい、聞いてます(嘘)」
後ろの席の結が背中つついてきた。
結「Aどんまい！笑(ｺｿｯ)」
A「まじ最悪〜」
そのあと授業終わった後その先生に呼び出されて怒られた。
他にも同じことしてる人いるのになんで私だけ？！
まじ最悪〜(2回目)
結「A、今日は厄日だったね笑
あ、今日Aバレエの日？」
A「ほんと、厄日すぎる！
そうそう、今日はバレエ！」
そうなんです、私、4歳の頃からバレエしてるんです。
だからもう、15年くらいかな？
結「今度のリサイタル何するのー？！」
A「美女と野獣だよ！」
結は毎回楽しみにしてくれてるんだ、私の発表会！
結と別れ、スタジオに向かう。
レッスン中
先生「A！音に合ってない！」
A「はい！」
先生「つま先まで意識切らさない！」
先生「A！表情硬すぎ！」
先生「今日あんたどうしたの？！」
A「すみません、、、わかりません。」
今日はいつもの様に踊れない。どうしよう。
居残りして帰ろう。
A「先生、今日残ります。」
先生「わかった、怪我だけには気を付けてね。」
そう言って先生達は帰っていった。
A「よし、やるか、、、」
それから2時間ぐらいぶっ通しで踊り続けた。
時計を見ると22時を過ぎていた。
A「きっつ、」
2時間踊っても心のもやもやは晴れない。
明日もレッスンがあるから今日の所は帰ることにした。
スタジオからの帰り道、今日1日のツイてなさにため息が溢れる。
一日の最後ぐらいはいいことで締めたい。
そう思って途中のコンビニで大好物のピザマンを買った。
食べ歩きしようと角を曲がった瞬間
誰かとぶつかり
ピザマンを落としてしまった。
A「っ、、、、ふぇっ、、、泣」
どうして私がこんなことにならないといけないのか、ショックのあまり声も出ず涙だけが溢れた。
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作者名：小森moka。 | 作成日時：2019年2月13日 1時
