過去と今。 (ページ7)

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剛典「最近何の曲聴いてんの？」

「んーっとね、まだ最初の頃の曲～」

ベッドに入って

のんびり過ぎる時間。

剛典からちゃんと聴いてるか

たまにされるこのチェック。(笑)

「でも、あの曲良かったなぁ。」

剛典「どの曲？」

「旅立つまえにって曲」

剛典「あーAそれ言うと思った(笑)」

剛典曰く、

離れる別れを経験した人は

共感率高いらしい(笑)

剛典「あの歌はね、隆二さんの歌だよ」

「……え？」

剛典「隆二さんが作詞したわけじゃないんだけど、」

" 隆二さんが主役の歌らしい "

そう言う剛典は

まあ詳しくは知らないけどって

いつもの笑顔をわたしに向ける。

「…それ今市さんが言ってたの？」

剛典「うん、なんか感情移入しすぎちゃうって(笑)」

「そ、そうなんだ…」

もう声が眠たそうな剛典。

痺れちゃいそうだから

剛典の腕から頭をそーっと抜く。

剛典「…なんで？」

「え？痺れちゃうかなって…」

剛典「俺の腕なめんな(笑)」

もう一回頭の下に入ってくる腕。

と、もう片方の腕でわたしの腰をぎゅっと寄せる。

「これじゃわたしが寝にくいんですけどー(笑)」

剛典「黙って目閉じてくださーい(笑)」

「…もう。(笑)」

わたしも寝ようと目を閉じると

いきなりチュっとされる

おやすみのチュー。

剛典「おやすみA」

「うん、おやすみ」

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