とある冬の日。

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__登坂side__







「あれ、Aいません？」




愛「今日もう出ちゃったんです！

なんかありましたか？」







もうそんな時間？って思って時計を見ると

まだ19時…






いつも遅くまでいるAからしたら早くね？






まあいいんだけど。







「いや、スケジュール貰いに来たんですけど」


愛「あ、預かってますよ〜」


「お、ほんとですか。じゃあ登坂と今市のもらっていいですか」


愛「今市さんのもですね」









また明日来なきゃかって思ったら

まさかの預けてるって、あいつさすがかよ(笑)









探してるの待ってたら、隆二も登場。









隆二「あれ、Aちゃんいないんだ」









残念だねみたいに

にやっとアイコンタクトしてくるコイツ

あとで覚えとけよ。









愛「そうなんです〜今日予定あるみたいで」


隆二「あ、たしかにさっき

唇おしゃれにして走ってたの見た」


「唇おしゃれってなんだよ(笑)」







……。









え、まってどうゆうこと。






元カレに会いに行ったとか？


新しいヤツ？


それとも女友達？？









俺の頭の中いろんなことグルッグルして

まじ今すぐ電話かけたいレベル









愛「あ、ありました！どーぞ！」



隆二「ありがとうございまーす」









愛さんの意味深な笑顔とさよならして

スタジオに戻る俺ら。









「なぁ、A完璧男と会ってるよな」


隆二「どうだろうね(笑)」


「はあ。」


隆二「臣、まじ頑張んないと。」









うん、分かってるよ。




わかってるけど









「なんでいきなり？？」


隆二「もっと焦ったほうが良いかもね」









普段ふざけたことしか言わない隆二が

こんな真面目に珍し…









「なんか知ってんだろ。」


隆二「知ってる。けど言わないよ」






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