とある冬の日。

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__登坂side__








「もうちょっとイヤモニの音量

あげてもらって良いですか？？」









スタートから歌とダンス曲で

もう俺ハーハー。(笑)









衣装着替えながら髪整えてもらってると

隣で準備し始めた岩ちゃん。









剛典「ステージ真反対のスタンド見ました？」


「なんて？？スタンド？？」








ステージの音が大きすぎて

裏でも何言ってんのか聞こえにくい。









剛典「あそこ今日関係者席らしくて

見たことある人結構いましたよ！！」



「え、そうなの？？」









…てことはAも？



一応マネージャーさんが

毎回招待してると思うんだけど。









…あ。まって。


なんか行くって聞いたような気もする。









そんなこと聞いたらもう俺そっち見れない。(笑)


そっち行くたび緊張しちゃうじゃん(笑)









剛典「じゃあお先行ってきます！」









パチンとハイタッチをして先出ていった岩ちゃん。









と入れ替わりで









隆二「臣！！臣！！！！」









めんどくさいのがトイレから戻ってきた。









「なんだよ。」



隆二「Aちゃんいたよ！！！」








…ほんっとよく見てるよなコイツ。









「見間違いじゃねぇの？(笑)」


隆二「いや、俺だって手振ったもん」


「…は？」









テンション上がりすぎちゃってつい。って

あのニャンちゅう笑顔を俺に向けてくる隆二。









こいつには負けてらんねぇから

俺も絶対見つけ出してやる。









隆二「臣のかっこいいとこ見せなきゃね(笑)」


「そうそう、惚れさせなきゃ。」






こうゆうときしか俺のこと見てくんないでしょ？






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