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__Aside__
涼介「ごめんな、いきなり。」
「ううん、全然大丈夫だよ」
わたしたちが昔からよく来てたカフェで待ち合わせ。
涼介はいつもカフェラテ。
わたしはココア。
「ここ来たの久々だね(笑)」
涼介「ほんとな(笑)すげー久々」
わたしたちの間に流れた沈黙。
今までは沈黙なんて平気だったのに
今日のはなぜか辛い…
涼介「今日はさ、ちょっと話したいことがあって…」
「うん…わたしもある。」
いよいよこの時が来たんだ。
涼介「俺さ、浮気してた。」
「…うん。」
涼介「多分気づいてたんだよな?
…嫌な思いさせて本当ごめん。」
「…うん。」
今まで曖昧だったけど
やっとはっきりした。
けど、なんでか思ったよりショックを受けなくて
あ…やっぱりか。って冷静な自分。
涼介「でも、もうその子とは終わらしたから。」
「…え?」
涼介「だから俺はこれからもAといたい。」
「…。」
まさかの言葉に
頭はハテナしかでてこない…
涼介が浮気相手と終わらしたこと
わたしとまだ居たいって思ってくれてる気持ち
…本当だと思う。
今まで長く一緒にいたからこそわかる。
こんな風に浮気もごまかさずはっきり言ってくれたのも
涼介だからだと思う。
根は真面目で、優しくて、
たった1回くらい許せばいいだけの話。
…だけど、
「…ごめん。もうそれは無理…」
涼介「…え…?」
「ごめん…」
昨日まで、ついさっきまで
許すつもりでいたんだけど
こんなこと言ってる自分にびっくり。
じゃあ今から前みたいに戻ろうって
戻れるものじゃないし
やっぱりどっかで今回のこと思い出しちゃう気がするんだよね。
「涼介。別れよう…」
この言葉を言ったわたしの思いの中に
自分でもまだ気づいてないことがあるって
知るのはまだ先の話…。
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ゆむ(プロフ) - 初めまして。一気に読ませて頂きました!俺にぞっこん大作戦が気になります(≧∀≦) (2017年1月6日 23時) (レス) id: 6e37c95cc4 (このIDを非表示/違反報告)
あーこ(プロフ) - まりあさん» コメントありがとうございます!嬉しいいー!こっちが最高です(笑)またよろしくお願い致しますね^^ (2017年1月6日 10時) (レス) id: ed7ce82be0 (このIDを非表示/違反報告)
あーこ(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます!わたしもいちゃいちゃみたいーーーっ(笑)もしかしたらもしかするので楽しみにしていてもらえたらうれしいです! (2017年1月6日 10時) (レス) id: ed7ce82be0 (このIDを非表示/違反報告)
あーこ(プロフ) - ulaaaainさん» コメントありがとうございます!ポカポカ越しちゃいました??嬉しい…(笑) (2017年1月6日 10時) (レス) id: ed7ce82be0 (このIDを非表示/違反報告)
あーこ(プロフ) - aBcDe126さん» コメントありがとうございます!続き読みたいだなんて…もういっちょ書いちゃおうかなって思ったりって感じです(笑) (2017年1月6日 10時) (レス) id: ed7ce82be0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーこ | 作成日時:2016年12月22日 17時