雨 ページ36
隆弘side
仕事帰り、マネージャーが家まで送ってくれるというので、甘えさせてもらった。
ポツポツと初めは小降りだった雨が、
ザーザーと本降りに変わる。
機械音を立てて動くワイパー。
すると、ガラス越しに見えた人影。
傘もささずに、とぼとぼと歩いている
あれは……
｢ちょ、マネージャーさん、止まってください！！｣
車が止まるとドアを開け、慌てて駆け寄った。
｢A？！どうしたんだよ、こんな濡れて……。｣
見た人影、それはAだった。
こんな大雨で、傘をささない方がおかしい。
そっと肩に触れると、案の定もうビショビショで……。
｢たか……｣
血色のない顔色。
今、ここでひとりにしちゃダメだ。
｢こっち来て、車止めてるから。｣
｢ありがとう。｣
いつものAじゃない。
そんなこと、ひと目でわかる。
｢マネージャーさん、俺の家までお願いします。｣
｢分かりました。Aさん、大丈夫ですか？｣
｢はい。｣
マネージャーがAに確認をとる。
元同じグループで活動してたAの事を、もちろんマネージャーさんも知ってるわけで
｢急ぎますね。あ、タオルどうぞ。｣
｢ありがとうございます｣
すごく気にかけてくれる。
｢A？大丈夫？｣
マネージャーから貰ったタオルでAの顔の水滴をとる。
｢これ着て？寒いでしょ？｣
脱いでいた上着を脱ぎ彼女に被せる。
｢にっし。｣
｢ん？｣
｢ありがとうッ……｣
そう言うと、ポロポロと涙を零すA。
｢大丈夫、大丈夫だから。｣
事情はわからないけど、ただそう言って彼女を抱きしめることしか出来なかった。
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芹那(プロフ) - あゆにし♪さん» うわぁ、本当に嬉しすぎます。今日は数話更新する度予定ですのでよろしくお願いします^^ (2017年9月17日 7時) (
レス) id: 7ca670225a (このIDを非表示/違反報告)
あゆにし♪(プロフ) - 芹那さん» いえいえ！名前のことなんてそこまで謝んないでください(;_;)ほんと毎日早くみたいが強すぎてます(*^^*) (2017年9月17日 7時) (レス) id: 1e5cd2df69 (このIDを非表示/違反報告)
芹那(プロフ) - あゆにし♪さん» 名前の事はすいませんでした。これからは気をつけます。本当にご指摘ありがとうございました！ (2017年9月17日 7時) (レス) id: 7ca670225a (このIDを非表示/違反報告)
芹那(プロフ) - あゆにし♪さん» 毎日なんて……嬉しすぎて震えそうです！（笑）ありがとうございます！頑張ります！ (2017年9月17日 7時) (レス) id: 7ca670225a (このIDを非表示/違反報告)
あゆにし♪(プロフ) - 芹那さん» 毎日続き楽しみで仕方ないです！がんばです！ (2017年9月17日 7時) (レス) id: 1e5cd2df69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芹那 | 作成日時：2017年8月30日 19時
