友達 ページ16
｢ん……｣
｢あ、Aさん！よかった〜。ほんとによかった。｣
目が覚めた瞬間、マネージャの声がした。
周りを見渡せば、白い天井に白いベッド。
ここ、病院？
｢昨日機材の片付けをしてた途中に機材が転落して…
丁度Aさんの方向に。
それで、Aさん、機材の下敷きになってしまって。
呼びかけにも答えられない状態だったから、救急車でここまで運ばれたんです。｣
｢あ。そうだったんですか。迷惑かけてすいません。｣
｢いえいえ！逆に本当にすいません。身体、平気ですか？｣
｢平気だよ、大丈夫。｣
｢よかった。多分今日中に家には帰れると思うので…｣
一から十へとマネージャーが細かく説明してくれたおかげで、今なぜあたしがここにいるのか理解することが出来た。
昨日……、撮影が終わって帰ろうとしたところまでは覚えてる。
それで、誰かが大声で叫んだところで記憶はぷっつりと途切れていた。
｢首や、体のあちこち打撲してらしいんで、気をつけてくださいね｣
｢うん。｣
会話が丁度途切れた頃、コンコンと扉をノックする音が聞こえた。
｢あ。起きたみたいだね。はじめまして、医師の山崎です。｣
｢はじめまして。｣
｢身体、なんか痛いところとかあるかい？｣
｢いえ、特には。少しズキッとしますけど。｣
｢なら大丈夫。退院の手配をしても平気そうだね。今日の夕方頃にはできるようにしておくよ。｣
｢ありがとうございます｣
ふわっと白衣の匂いが漂ってくる。
なんか。優しそうな先生だな。
山崎先生は、紙に何かを書き込むとボソッと呟いた。
｢彼のおかげ……か。｣
｢え？｣
｢いや。なんでもないよ、｣
にこっと心なしか寂しそうな笑顔を見せる先生。
｢あの、彼はどうですか？｣
マネージャーが先生に質問を投げかける。
彼？？
｢うーん、まだ目を覚ましてないんだ。｣
｢そうですか｣
｢あの、彼って？？｣
無理やりマネージャーと先生の話に入り込む。
マネージャーが一瞬顔を歪めたけど、口を開いてくれた。
｢夏樹さんが、隣の病室で入院してるの。｣
夏樹くんが……？？
なんで？？
｢え、どういうことですか、｣
｢機材が倒れてきた時、近くにいた夏樹さんがあなたを庇って、機材の衝撃からあなたを守ったの｣
マネージャーからの言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になった。
｢え、なんで、どうして夏樹くんが……。｣
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芹那(プロフ) - あゆにし♪さん» うわぁ、本当に嬉しすぎます。今日は数話更新する度予定ですのでよろしくお願いします^^ (2017年9月17日 7時) (
レス) id: 7ca670225a (このIDを非表示/違反報告)
あゆにし♪(プロフ) - 芹那さん» いえいえ！名前のことなんてそこまで謝んないでください(;_;)ほんと毎日早くみたいが強すぎてます(*^^*) (2017年9月17日 7時) (レス) id: 1e5cd2df69 (このIDを非表示/違反報告)
芹那(プロフ) - あゆにし♪さん» 名前の事はすいませんでした。これからは気をつけます。本当にご指摘ありがとうございました！ (2017年9月17日 7時) (レス) id: 7ca670225a (このIDを非表示/違反報告)
芹那(プロフ) - あゆにし♪さん» 毎日なんて……嬉しすぎて震えそうです！（笑）ありがとうございます！頑張ります！ (2017年9月17日 7時) (レス) id: 7ca670225a (このIDを非表示/違反報告)
あゆにし♪(プロフ) - 芹那さん» 毎日続き楽しみで仕方ないです！がんばです！ (2017年9月17日 7時) (レス) id: 1e5cd2df69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芹那 | 作成日時：2017年8月30日 19時
