*23話* ページ25
部屋でマサイを見てると5人が帰ってきたのがわかった
みんな無事で敵を倒したのかな…
シ「マサイは?」
ン「部屋。今Aがマサイの事見てる」
マサイの部屋のドアが開き、皆が入ってきた
5人ともびしょ濡れでタオルを首にかけてきた
シ「医者はなんて?」
モ「怪我は肩の傷が深いけど大丈夫。でも…」
ぺ「でも?」
モ「いつ目が覚めるかは分からないって」
シ「そうか……」
「っごめんなさい…!私のせいでっ!私がこんなの持っているから、!ごめんなさい!」
糸が切れたのか今まで耐えてた涙がボロボロと流れてきた
そうだ、元はと言えば私がこのペンダントを持っているからマサイがこんな目にあってしまったんだ
それなのに、私は…。
ザ「A…」
「ごめんなさい!マサイが戦ってるの見て私何も出来なかった!!っ私なんか、いなければ…!」
こんなことには、ならなかったのに…!
シ「…ふざけんな!」
シルクは私の目の前に座ってきた
モ「シルク…」
シ「マサイが命懸けで守り抜こうとしたお前を、私なんかの言葉でまとめんな!確かにマサイは大怪我したし、いつ起きるかわかんねぇ!俺らもすげぇ不安だよ!
けど、お前がそんな気持ちでいたらこいつだって起きる気になんねぇだろ!」
「……っ!」
シ「泣いてでたその涙は、怖かったからっていう涙にしろ!マサイへの涙なら必死で守り抜いたマサイに失礼だろ!」
ン「そうだね。A、泣いていいよ。怖かったでしょ」
シ「たくさん泣け。」
「っっ、うん…」
確かに、そうだ。
シルクの言っていることは一つも間違っていない
シルクの言葉にまた涙が止まらなくなってしまった
·
しばらくして段々と涙が止まってきた
モ「A、部屋で休んだらいいよ。ここは俺見てるから」
「ありがとう、じゃあお言葉に甘えさせてもらうね」
強がる気力もないくらい疲れていた私はマサイをモトキに任せて部屋を出た
自分の部屋に戻り窓から外を見ると、雨上がり空に綺麗な星空が広がっていた
この景色、マサイと見たいな
どうかマサイが良くなりますように
そう願いを込めて私はベッドに潜り込んだ
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ウオタミ野球女子(プロフ) - このあとどうなるんだろう、、、待ってます!がんばってーーーー! (2022年12月9日 23時) (レス) @page46 id: 9c4a6254a6 (このIDを非表示/違反報告)
りょっこ - 気になりすぎてヤバイ! 更新待ってます!頑張ってください! (2020年4月13日 0時) (レス) id: 0503ca3221 (このIDを非表示/違反報告)
coyuma(プロフ) - この先の展開が気になりすぎます!更新してくださるの待ってます。 (2019年11月2日 16時) (レス) id: 96592c7e36 (このIDを非表示/違反報告)
バニレ - え、めっちゃ面白いです!吸血鬼とかのお話少ないのでめっちゃ好きです!応援してます!更新待ってます! (2019年8月18日 23時) (レス) id: 8d213699ca (このIDを非表示/違反報告)
かなえ - 続きが読みたいです!!ぜひかいて欲しいです。お願いします。 (2019年8月17日 21時) (レス) id: b1f70af8d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美嘉 | 作成日時:2018年12月15日 23時