＊22話＊ ページ24
「もう、やめて！！！」
無意識に倒れたマサイの前に立つ
これ以上、マサイを傷つけないで…！！
(ぐあ！！)
(っ誰だ！)
気づけばマサイに襲いかかろうとしていた吸血鬼は殴り飛ばされた
「っ、シルク…。みんな、」
雨が降り続ける中、目の前にはシルク、モトキ、ンダホ、ぺけたん、ダーマ、ザカオが立っていた
シ「A、遅くなって悪ぃ。｣
モ「よく頑張ったね」
私は首を横に振る
頑張ったのは私じゃない
シ「…てめぇら。よくも俺らの仲間を傷つけてくれたな」
ダ「絶対許さねぇ」
皆がキレているのは声だけでわかり、思わず背筋が凍ってしまった
シ「…モトキ、ンダホ。マサイとA連れて直ぐに家もどれ」
モ「了解」
そう言うとンダホはマサイを優しく抱え、吸血鬼特有の翼をだして空を飛んだ
モトキも私を抱え空を飛ぶ
私は空から離れていくシルク達を見続けた
モ「俺らが帰ってきても2人が帰ってこなかったから心配して探したんだ。もう大丈夫だよ」
「でも、マサイが、ひどい怪我を、！」
モ「A、落ち着いて！急いで帰ろう」
モトキの落ち着いた態度は混乱している私を少しだけ安心させてくれる
先程まで強く降り続いていた雨はもうあがりそうなほど弱くなっていた
·
·
家に着き、部屋のベッドにマサイを寝かせる
ンダホはすぐに吸血鬼界の医者をよんだ
医者が来るまで、出来る限りの手当てをする
マサイは一向に目を覚ます気配がない
マサイの痛々しい傷を見ながら手当てをするのはとても辛かった
ン「お医者さん来たよ！」
看護師さんと共に傷の手当てをしてもらう
「っマサイは、大丈夫なんですか」
医「吸血鬼は怪我の治りがはやいからね。肩の深い傷は多少時間掛かるだろうけど大丈夫。ただ、目を覚ますのがいつになるかは分からないね」
モ「わからない…？」
医「吸血鬼は傷を治すことに回復能力を使うから1度意識を手放してしまうといつ起きるか分からないんだ。でも、命に別状はないよ」
モ「そうですか…。ありがとうございました」
そう言って医者は帰って行った
マサイの包帯で巻かれた頭や腕、肩
何よりもずっと瞑ったままの目
これは本当に現実…？
夢なら早く覚めて
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ウオタミ野球女子(プロフ) - このあとどうなるんだろう、、、待ってます！がんばってーーーー！ (2022年12月9日 23時) (
レス) @page46 id: 9c4a6254a6 (このIDを非表示/違反報告)
りょっこ - 気になりすぎてヤバイ！ 更新待ってます！頑張ってください！ (2020年4月13日 0時) (レス) id: 0503ca3221 (このIDを非表示/違反報告)
coyuma(プロフ) - この先の展開が気になりすぎます！更新してくださるの待ってます。 (2019年11月2日 16時) (レス) id: 96592c7e36 (このIDを非表示/違反報告)
バニレ - え、めっちゃ面白いです！吸血鬼とかのお話少ないのでめっちゃ好きです！応援してます！更新待ってます！ (2019年8月18日 23時) (レス) id: 8d213699ca (このIDを非表示/違反報告)
かなえ - 続きが読みたいです！！ぜひかいて欲しいです。お願いします。 (2019年8月17日 21時) (レス) id: b1f70af8d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美嘉 | 作成日時：2018年12月15日 23時
