＊20話＊ ページ22
マサイの言ってた事は本当だった
昼過ぎから雨が降り出した
しかも結構土砂降り
雨のせいで客足も少なく、店長とお喋りしてたらあっという間に19時だ
カランコロン
時計をふと見た時にドアが開いた
マ「迎えに来た」
ドアから顔を出したマサイは傘を持っていた
店「あら、今日はマサイ1人？」
マ「うん、シルクはあっちの世界行ってて、他の奴ら忙しいから。でも多分もうそろ帰ってくる」
店「本当は私も一緒に送ってあげたいんだけどこの後用事あるのよ。くれぐれも気をつけてね」
店長の本当に心配そうな顔
そんなに雨の日は危険なのかな
マ「あぁ、ありがとう」
「では、お疲れ様でした。」
店「Aちゃん、またね」
マサイが持ってきた傘をさして歩き出す
外はまだ土砂降りだ
マ「仕事、お疲れ」
「ありがと。マサイの方こそお疲れ様」
マ「うん」
「………」
朝の事もあってか、沈黙が続く
「…あ、あのさ！朝、マサイが言ってたのって」
沈黙を破るように発した私の言葉にマサイは少し戸惑った表情
マ「あ、えっーと。」
「いや！無理には聞かないよ！全然その、」
緊張してなのか上手く言葉がまとまらない
いつの間にか足は森へと踏み入れていた
マ「…正直に言うと、俺は思ってる事をそのまま言っただけだから。」
「…！」
マサイは立ち止まって真剣な目で私の顔を見る
思わずまたマサイにドキッとしてしまった
今だ、
言うんだ、好きって
傘に雨が当たる音よりも自分の心臓の音の方が何倍もうるさく感じる
「じ、実は私、マサイに言いたいことがあって」
マ「言いたい、こと？」
「私、マサイの事がっ＿＿＿」ドン！
好き
その2文字を言う前に私はマサイに肩を押された
2人の持っていた傘が落ちる音がした
マ「っ！ごめん。…吸血鬼いる」
目の前には今、告白しようとしてた人の背中とその奥に恐怖の吸血鬼がいた
今まではマサイ達がそばにいたら近づいてこなかったはずなのに…！
なんで急に…
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ウオタミ野球女子(プロフ) - このあとどうなるんだろう、、、待ってます！がんばってーーーー！ (2022年12月9日 23時) (
レス) @page46 id: 9c4a6254a6 (このIDを非表示/違反報告)
りょっこ - 気になりすぎてヤバイ！ 更新待ってます！頑張ってください！ (2020年4月13日 0時) (レス) id: 0503ca3221 (このIDを非表示/違反報告)
coyuma(プロフ) - この先の展開が気になりすぎます！更新してくださるの待ってます。 (2019年11月2日 16時) (レス) id: 96592c7e36 (このIDを非表示/違反報告)
バニレ - え、めっちゃ面白いです！吸血鬼とかのお話少ないのでめっちゃ好きです！応援してます！更新待ってます！ (2019年8月18日 23時) (レス) id: 8d213699ca (このIDを非表示/違反報告)
かなえ - 続きが読みたいです！！ぜひかいて欲しいです。お願いします。 (2019年8月17日 21時) (レス) id: b1f70af8d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美嘉 | 作成日時：2018年12月15日 23時
