*15話* ページ17
普段の世界の屋敷に戻り、モトキに手当てしてもらう
濡れたタオルで傷口を拭うとわかりやすく見える傷跡
モ「傷跡、残んないといいけど…」
モトキは心配そうに私の腕を見つめる
ガーゼで傷口を押さえ包帯を巻いてもらった
「モトキ、ありがとう」
モ「いえいえ。いつもAにはやってもらってるから」
マ「大丈夫?痛くない?」
「大丈夫だよ」
傷跡が残るのは嫌だけど、大した怪我じゃなく、今は特に痛くない
シ「俺らついてたのに怪我させてごめん」
「そんな!謝らないで。」
助けてくれたのに謝られたら逆に申し訳なく感じてしまう
でも、さっきので改めて事の大きさに気付かされた
私は油断してた
ああいう吸血鬼もいるんだ…
ぺ「それにしてもあいつらあんなに力あったっけ」
ダ「爺さん言ってたろ。昔と今は違うって。昔は弱くても今は桁外れに強いやつだっているってことだよな」
シ「今回はまだ俺らの方が強かったからよかったけど、ああやってAに近づいて襲う奴もいるってことを忘れんなよ」
皆はシルクの言葉に頷いて、各々部屋に戻る者もいれば外へ出て行くものもいた
リビングに取り残された私とマサイ
と言うか特に予定はない
「マサイはどこも行かないの?」
マ「Aはどこか行くの?」
「いや、どこも行く予定はないけど…」
マ「じゃあ俺もどこにも行かない」
「なんで?」
マ「Aと一緒にいたいからっていう理由じゃだめ?」
「っ!なに、それ」
悪戯っ子のような笑顔で笑うマサイ
マ「俺と喋ろ」
「…うんっ」
最近おかしい
マサイの近くにいると胸がドキドキする
というかもう答えは分かっている。
すぐに助けてくれる所、
面白くて意外にも喋るのが得意な所、
私が不安なのを一番に気付いてくれる所、
安心する言葉をかけてくれる所、
他にも沢山ある…
マ「A、どうした?ボーッとして。やっぱ傷痛む??」
「ううん、何でもないよ。大丈夫」
そのマサイの全部に私は恋してる
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ウオタミ野球女子(プロフ) - このあとどうなるんだろう、、、待ってます!がんばってーーーー! (2022年12月9日 23時) (レス) @page46 id: 9c4a6254a6 (このIDを非表示/違反報告)
りょっこ - 気になりすぎてヤバイ! 更新待ってます!頑張ってください! (2020年4月13日 0時) (レス) id: 0503ca3221 (このIDを非表示/違反報告)
coyuma(プロフ) - この先の展開が気になりすぎます!更新してくださるの待ってます。 (2019年11月2日 16時) (レス) id: 96592c7e36 (このIDを非表示/違反報告)
バニレ - え、めっちゃ面白いです!吸血鬼とかのお話少ないのでめっちゃ好きです!応援してます!更新待ってます! (2019年8月18日 23時) (レス) id: 8d213699ca (このIDを非表示/違反報告)
かなえ - 続きが読みたいです!!ぜひかいて欲しいです。お願いします。 (2019年8月17日 21時) (レス) id: b1f70af8d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美嘉 | 作成日時:2018年12月15日 23時