花言葉 (ページ37)

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竜生に圧をかけられて、その子たちは
走って逃げていった。

あれ以降、病院で親族や関係の無い人に
迷惑をかけた、ファンがいるというのは
大きな報道になって、
もうそういう人は来なくなった。

湧「大丈夫だったか？」

『うん、、私は…』

竜「やっべー、おれまたやられんな」.

湧「流出常習犯やからな」

竜「公立行ってたし高校からジャニーズ入ると大変なんすよ」

湧「それはそうやけど」

『ほんとに大丈夫？』

竜「あの二人組、おれとうっちーくんのヲタクでさ、よくつけられたり盗撮されたり、待ち伏せされたりしてた
りさ、良くしてて常習犯」

湧「逆にアイツらが有名じゃね？Twitterで」

竜「くっそ叩かれて晒されてるよ」

『こわ〜、、2人ともよく生きてるね』

湧「いやそれをいうならAでしょ」

竜「ほんとだよあの状況トラウマでしかないだろ」

『いやいや、助けに来て貰えなかったら終わってたでしょ』

竜「あの会話盗聴されてたら終わりじゃね」

『まあでも、大丈夫じゃない？良識ないのは向こうだし、流したとしても叩かれるのは向こうのふたりだと思うよ』

湧「まあそれもそうだけど、上手くいかないのがアイドルなんよ」

竜「俺なんて俺の友達のストーリーのスクショほぼ流されてるしな」

湧「めざましじゃんけん？」

竜「やめて黒歴史だから」

湧「颯太はあんまそういうの無かったよな」

竜「まあ俺が多すぎるのもある」

湧「それはそうのよ」

『私たちずっと隠してたもん』

湧「すげーよほんと」

『高校の友達にも中学の友達なも言わなかったよ』

湧「プロ彼女すぎる」

竜「ひ〜それなのに俺と浮気とか勘違いしてだもん」

『ほんとにバカ、家目の前なんだからゼンリー見ても常に燃えてるってわかるっしょ』

竜「おれはとっくにふられてんのにのー」

湧「え？そうなの？、」

竜「言ってなかったっけ」

湧「おいきいてねぇよー」

私たちの憶測通り、Twitterにも流されたけど
こんな時に病院に押しかけて、見ず知らずの女の子に
詰め寄ってる方がおかしいもかなり話題になっていた。

颯太はそれからその日の夜中、私たちがちょうど
帰らされた後に目を覚ました。

幸い、大事には至らず、意識や記憶もしっかりしていた。

ただ身体中に打撲があったのでしばらくは
リハビリということで、その年のDREAMBOYSには
出ることは出来ず年内安静にという事だった。

目を覚ましてから次の日の朝、私は颯太に
ひとりで会いにに行った。