1話 ページ1
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バリアフリーの大きなドア。異形型の個性の持ち主にも使えるように大きな机。白い壁にはハイテクにもアタッシュケースに入ったコスチュームが収納されている。広い教室。そして、教室のど真ん中にポツンと置かれた1つの机。知らない人が見れば一体一の面接部屋にも見えるだろう。
「おはよう、A。」
「おはよーございます。」
朝のSHR開始少し前に教室に入ってきたのはこのクラスの担任のミッドナイト。18､禁ヒーローとも呼ばれているが果たして高校にいてもいいのか。
ミッドナイトはAと目を合わせると手に持っていたボートに挟んでいる用紙に今日も休みなしと言いながらチェックをつけた。必要な連絡事項などを話して質問の有無を聞き、SHRはおしまーい、と終わらせる。その後はたわいもない世間話だったり、本日の授業の話などを2人で話した。ミッドナイトの婚期に触れた際には阿修羅が見えた。
先生、と呼びかけるとミッドナイトは教室の前の壁にかけられている時計＿＿教壇に上がっているミッドナイトからすれば後ろの時計＿＿を振り返って見て、もうこんな時間、と不思議の国の懐中時計を持った白いウサギよろしく教室から出て行った。
「Hey！Good morning！今日も元気か〜！？」
「いぇーす。」
「相変わらずdrowsyなヤツだぜ！もっとテンションあげていこーぜ！Are you ready？」
「いぇーい。」
ミッドナイトと入れ違いに入室したのはラジオでお馴染みのプレゼントマイク。雄英での担当教科は英語だ。1限で英語は構わないがプレゼントマイクのくそ高いテンションを朝イチに見たくはない。朝に弱いAは少々うんざりした顔を隠すことなく投げやりにプレゼントマイクにレスポンスを付ける。
こういう(プレゼントマイクの授業の様なレスポンスが必要な)ときが面倒臭い。クラスに人数がいれば、自分は黙っていても授業は進む。しかし『たった一人しかいない』このクラスではAが反応をしなければ授業は進まない。プレゼントマイクの授業だけでなく、他の教科でも問いを投げられたら返すのはすべてAだ。学校に通っていながらも、塾(に通ったことはないが)のような気分である。偏差値70越えのここでプロのヒーローと2人きりで授業をつけてもらえると思えば光栄なことなのかもしれない、と思うことにしてAは日々を過ごしている。
「もっと上がれよー！！」
「いぇーい。」
前言撤回。プレゼントマイクには着いていけない。
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緑猫(プロフ) - 月さん» お聞きくださりありがとうございます！続編は49話まで解禁したら公開しようと思っているのでもう暫くお待ちいただけると嬉しいです！ (2019年5月12日 21時) (
レス) id: 457e9c6f45 (このIDを非表示/違反報告)
月 - すみません、続編にパスワードがかかっているのですが、パスワードはなんですか、、? (2019年5月12日 21時) (レス) id: 43155a1990 (このIDを非表示/違反報告)
緑猫(プロフ) - 竹薮さん» コメントありがとうございます！anotherは実録なので同じような人が身近にいたんですね(笑) わーー！サンライズ好きですか！！！？めちゃめちゃ嬉しいです！！！更新頑張ります！ (2019年5月2日 15時) (レス) id: 457e9c6f45 (このIDを非表示/違反報告)
緑猫(プロフ) - アクトS18さん» コメントありがとうございます！刺さったようで嬉しいです(笑) 頑張ります！ (2019年5月2日 15時) (レス) id: 457e9c6f45 (このIDを非表示/違反報告)
竹薮(プロフ) - LINEであけおめことよろとか言っている人いて思わず笑いました(笑)サンライズ好きです、更新頑張ってください、応援してます。 (2019年5月1日 11時) (レス) id: 27e37010d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑猫 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=92287f70ddf83f82a39ea7c9d0c473c7...
作成日時：2019年3月31日 9時
