"俺を好きになって"なんて言わせない。 (ページ6)

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mukai said

康「なぁ〜、A大丈夫かな」

翔「知らね、大丈夫なんじゃねーの」

ご飯を食べながら、隣にいるしょっぴーにそう問いかけてみる。
しょっぴーは、一瞬こっちを振り向いたけどまたすぐにテレビに視線を移した。

康「ほら、ああ見えてAって色々考えてるやんか」

翔「そうか？好き勝手やってるように見えるけど」

康「今回の事も、1人で責任感じてるんやないかって」

翔「自業自得だろ」

"くだらない事いってないで、早く食べろよ"ってしょっぴーに言われて，夕飯に作ったカレーを口に運びながらも頭の中はぐるぐるとAのことばかり。

康「…ほんま誰なんやろ，相手」

ぼそっと呟いた後に、しょっぴーがじーっとこっちを見てて
慌ててまた続きを食べ始める。

翔「なあ、康二」

康「んー？食べてるで，」

翔「…今回の報道さ，おかしいと思わねえ？」

動かしていたスプーンがピタッと止まって，顔を上げるといつになく真剣な顔をしたしょっぴーがまた口を開いた。

翔「なんでAは実名を公開されてんのに、相手の男は非公開なんだと思う？」

康「…なんでって…たしかに、そうやけど」

翔「今回の活動停止、あいつが全責任を負ってるんだとしたらさ」

"それって相手が相当やばい奴って事だよな。ジャニーズの誰かか、…もしくはメンバーだったりして"

そう言ったしょっぴーは、あくまで俺の予想だけど、とまたテレビに向き直した。