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ぼっちって慣れるもの ページ3
知らない間に配られた式の進行表やら、
クラス分けの紙を見ながら教室を目指す。
｢国際教養科、class A｣
地図には三階と示されてある。
履きなれないスリッパで一生懸命階段を上りながら
紙を凝視した。
A組か…。
だいたいこんな感じで歩いていたら、
漫画みたいに誰かにぶつかるところだけれど
それがまずないことはわたしはもう知っている。
陰気かな？それでももうわたしいいの。
わたしはそういう人間だってわかってるから。
｢あ、あれだ｣
階段を上りきったところでA組をみつけた。
学校が綺麗なだけにクラスもすごく豪華だ。
どんだけお金かかってるんだろ？
おそるおそる扉を開け、指定された席に座った。
"世界各国のエリートさん"
そうだ。世界各国。まわり全員外国人だ…
隣には緑眼にブロンドの少年。
通路挟んで隣は髪がくるんとした少年。
(寝てる？？)
それでもって前が黒髪のおとなしそうな少年。
(あ、この人日本人かも)
後ろは…あ、目があっちゃった。軽く会釈。
後ろは、銀髪に赤い眼の少年。
これがわたしの360°。
(ちゃんとやってけるかなあ…)
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