first×29 ページ32
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ドアの前に肩で息をしてる健さんがいた。
私が椅子とともに倒れているから、誰かが殴り飛ばしたとしか思えないだろう。
健さんの顔が怖くなっていく。
健二郎｢…お前ら、殴ったんか？｣
垣内達の方にずんずん歩いていく健さん。
｢ちがっ、ちがうんです健さん！｣
歩く彼の服の裾を掴むと、健さんは止まった。
しゃがみこんだ健さんは、はだけたパーカーを直してくれた。
健二郎｢何が違うん？｣
｢っ…私が先に殴ったんです。｣
健さんからら目を伏せて自分のシューズを見つめる。
私の視線で気づいたのか、健さんもシューズの方を見る。
健二郎｢はっ、これAのシューズやろ？｣
ボロボロになったシューズを拾い上げると声をあげた健さん。
それから垣内達をまた睨みつけた。
健二郎｢こんなことしてなにになるん？｣
垣内｢…ちが、いますッ｣
健二郎｢は？この後に及んで嘘つくきか？｣
健さんの顔が怖い。本当に怖い。
相田が私の事を睨んだのが目に入る。
後から何されるのかなー。
｢健さん、やめてください｣
健二郎｢やめへん、こんなん納得いかへん｣
｢やめてください！｣
大声を出した私を健さんは驚いた顔で見つめた。
｢私も殴ったから…いいんです。もう…｣
隙を見て垣内達がそそくさと出て行った。
泣きそうなのをぐっと堪えて、立ち上がると、すぐに健さんが優しく抱きしめてくれた。
健二郎｢ごめん、おれ余計なことしてまったかも。でも見てられへんのや。…ごめん｣
悲しそうな顔をする健さんを見て、また涙が溢れそうになる。
わたしは沢山の人を悲しませてしまう。
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みるく(プロフ) - 慎さん» わざわざありがとうございます(^^) (2016年8月31日 7時) (
レス) id: 07898d8e0f (このIDを非表示/違反報告)
慎 - 何度も続けてのコメントの投稿してしまいすみませんでした(>_<) (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
慎 - first×29のここの台詞 健さんからら目を伏せて自分のシューズを見つめる。 らが一つ多いのではないでしょうか？ (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
慎 - first×27のここの台詞 ただがシューズで…？ これ正しくはたかがシューズではないでしょうか？ (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
慎 - 何度もすみません(>_<) first×24のここの台詞 なんか、お菓子以外のいろんなものを貰った気がする。 心がけ軽くなった。 けは必要ないのではないでしょうか？ (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2014年12月20日 14時
