first×27 ページ29
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私がシューズを取ろうとすると、垣内にパスをして、さらに垣内は坂井にパスをする。
きっと三人の女に遊ばれている私は哀れだろう。
でもそんなこと今は気にならなかった。
昔から使ってきた大切な大切な思い出が詰まったシューズを、このまま奪われたらひとたまりもなかったから。
けど、心配していた最悪な事態が起こる。
パスをもらった坂井がどこにあったのか、カッターナイフで切りつけた。
「…は」
なんだか何も考えられない
私が大切に守り続けてきたものが壊れるような感覚に襲われる。
ただがシューズで…?
いいや、あのシューズはそれだけの価値があると信じていた。
無残にパラパラと落ちる私の思い出達。
それをぼーっとみつめる。
誰かの高笑いをバックに、
そこからは頭より先に体が動いた。
気付くと赤くなった坂井の頬が目の前に。
自分の右手がジンジンしていた。
暴力は最低な人がやる事だと思ってた。
ーーー、最低な人になんてなりたくないよ。
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みるく(プロフ) - 慎さん» わざわざありがとうございます(^^) (2016年8月31日 7時) (レス) id: 07898d8e0f (このIDを非表示/違反報告)
慎 - 何度も続けてのコメントの投稿してしまいすみませんでした(>_<) (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
慎 - first×29のここの台詞 健さんからら目を伏せて自分のシューズを見つめる。 らが一つ多いのではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
慎 - first×27のここの台詞 ただがシューズで…? これ正しくはたかがシューズではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
慎 - 何度もすみません(>_<) first×24のここの台詞 なんか、お菓子以外のいろんなものを貰った気がする。 心がけ軽くなった。 けは必要ないのではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2014年12月20日 14時