first×19 ページ21
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楽屋で敬浩がAの看病をしていると、ひろとEXILEメンバーがぞろぞろと入って来た。
「大丈夫かー?A」
先頭にいたひろさんが声をかけてきた。
相変わらず肩で息をしているAだったが、必死に大丈夫というアピールをしていた。
(迷惑かけちゃだめ…)
心の中で呪文のように唱えていた。
「…私なら…もう平気だからみんなトレーニング戻ってよ、」
聞き取りにくいくらい小さな声でつぶやく彼女は、誰がどう見ても健康体には見えないだろう。
「A。もう辛いか?」
ひろが優しく頭を撫でる。
ひろに身をゆだねるように目を閉じるA
「全然、辛くなんかないよ。ひろさん、みんなも、心配なんてしないで?」
ゆっくり目を開けると、涙目のまま微笑んだ。
「辛くないわけないだろ…」
敬浩がAを抱きしめた。
「なんで敬浩が泣くのーもー。」
寝たまま、彼女のお腹あたりに顔をうずめる敬浩の頭をポンポン撫でると、メンバーの方を見て話始める。
「心配かけてすみません。私は大丈夫です。…なんかこの狭い部屋におっさんたくさんいたら余計に体調悪くなるよ」
そう言って少し微笑むAを見て、その場にいた全員が笑顔になった。
「A大好きだああ」
「わっ、暑い暑い、」
勢い良く抱きついてきたあきらを迷惑そうに、でも嬉しそうにニコニコ笑いながら振り払うAを見て、元気づけられたであろうEXILEメンバーは、これから何があっても守ろうと決意しなおした。
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みるく(プロフ) - 慎さん» わざわざありがとうございます(^^) (2016年8月31日 7時) (レス) id: 07898d8e0f (このIDを非表示/違反報告)
慎 - 何度も続けてのコメントの投稿してしまいすみませんでした(>_<) (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
慎 - first×29のここの台詞 健さんからら目を伏せて自分のシューズを見つめる。 らが一つ多いのではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
慎 - first×27のここの台詞 ただがシューズで…? これ正しくはたかがシューズではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
慎 - 何度もすみません(>_<) first×24のここの台詞 なんか、お菓子以外のいろんなものを貰った気がする。 心がけ軽くなった。 けは必要ないのではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2014年12月20日 14時