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シリーズ2もよろしくお願いします!
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花子「あ!零番!いらっしゃい!」
その会議場所はやけに暗く、それぞれの席が豪華すぎるほどだった。
『あれ?他は?』
花子「まぁ、会議って言っても。俺と零番だけの会議さ。」
『どゆこと?』
花子「零番はヤシロの寿命が短いこと。知ってるよね?」
『……知ってるよ。』
あと1年もない。その命はどうすることも出来ないと聞いた。
花子「提案があるんだ。それに零番の力もいる。」
『力?力って、私はもう頼られる程の力はないよ。』
花子「いるだけでいいんだ。」
『いるだけ?』
花子「近々七不思議が四番目。しじめさんが動く。」
花子「みんなを絵の世界に閉じ込めるんだ。」
『絵の世界?どうして……』
花子「そうすれば……ヤシロも生きていける。」
『生きていける?』
花子「絵の世界には寿命なんてない。」
七番はうつむいた。
彼女の死を誰よりも重く受け止めているのは七番自身であることを実感した。
『絵の世界は俺も人として生活する。零番も生きている時のAとして動くんだ。』
待って。その世界では、怪異も人として生きているの?
それはいいのか?
『一体いつまで?』
花子「ずっと。」
『ずっと!?』
花子「そうすればヤシロは死なずに最期まで幸せに生きていける。」
花子「あの6人にも絵の中に入ってもらう。身近な人はみんな。」
『……ねぇ。』
『偽物の世界で生きなくちゃ行けないの?』
七番は固まった。
こんなこと、本当は望んでいないはず。ましてや、今は七不思議の弱体化の真っ最中。
『私は反対する。もっと方法を考えよう。偽物の中で生きるのは!寧々もきっと嫌が……カハッ』
話してる中、七番に横腹を蹴られる。
その反動で倒れ咳を吐いた。
花子「なら、いいよ。邪魔はしないでね。」
ジュルッ……
白状代に持ち上げられ、どこかに運ばれる。
元々私の意見なんて聞く気ないじゃんか。
静かに目を閉じた。
・
!!!( ゚д゚)ハッ!!!!
寝てた……
そうだ。七番を止めに行かないと!
ドタンッ!!
『いった……え、浮けない!?なんで!?』
よく見ると、制服を着てる。
袴着てたはずなのに。
私が生きてた頃のクラスだ。
なんでここに。
窓の外ではカラスがないている。
ガラガラ……
扉の向こうには望んでいたようなないような姿があった。
さとみ「帰るぞ。A。」
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リリアン - 凄く面白かったです!この後の続きを書いて欲しいです。勿論無茶は、しないでくださいね💦これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます✨ (2022年2月3日 21時) (レス) @page23 id: d3b8ec110c (このIDを非表示/違反報告)
、 - 更新頑張ってね!応援してます! (2022年2月2日 1時) (レス) id: a3aa2404cd (このIDを非表示/違反報告)
れなな - 作者サーン43話しじめさんになってるよ! (2022年2月2日 1時) (レス) id: a3aa2404cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - わわ私も!生贄になる!夢主ちゃんを………どーかハッピーエンドに!! (2022年2月2日 1時) (レス) @page23 id: a3aa2404cd (このIDを非表示/違反報告)
咲楽 - …?夢…主…ちゃん…?私がいけにえになります!夢主ちゃんを返して下さい (2022年1月6日 3時) (レス) @page23 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2020年12月7日 0時