47話 ページ3
莉犬side
⚠鬼滅の刃のお話を参考に書かせてもらいます。(ここだけ)
俺はあんまり溺れるほど運動音痴じゃなかった。
だからよく川に行っては泳いだ。
あの日は莉海ちゃんと莉亜を誘って川に行った。
最初はみんなで泳いでたんだけど、莉亜が飽きて途中で帰っちゃった。
俺は楽しくてどれだけでも泳いだ。
莉海ちゃんはずっと見守ってくれてたんだ。
でも…俺馬鹿だから。
もう疲れてるのに泳いでたら川の流れる力に負けて、川に流された。
深くて足もつかないで、バタバタと焦るだけで。
もうダメだと思った。
次目を覚ました時はあまりにも眩しいから天国かと思った。
でも背中はゴツゴツしてて痛いから目を開けると…
沢山の見知った顔が並んでいた。
「莉犬は目を覚ましたぞ!」
村の大人たちが助けてくれた。そう思った。
でも、
莉亜「お姉ちゃん!起きてよ!お姉ちゃん!」
泣き叫ぶ莉亜の声が響いていた。
力を振り絞って横をむくとぐったりと横たわって息をしていない莉海ちゃんが
俺の体を抱いていた。
莉亜「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
周りの状況で察したことがふたつあった。
莉海ちゃんは死んだこと。
そして、
俺は莉海ちゃんに助けられたこと。
それから莉亜は「莉犬が姉を殺した。」と言いまくってた。
村の人は「そんなことない。」「しょうがなかったんだ」と言ったんだ。
俺はなーくんに出会っても未だに…
人を殺したのだと自覚してる。
・
莉犬「酷いやつだよね。俺。」
『っ…』
莉犬「死のうって思ってるの。なーくん達と一緒にいられなくなったら。」
莉犬「なんで生きてるんだろう。死んだ方がいいんだ。」
莉犬「そんなことばっかり考えちゃうんだ。」
『…ねぇ。』
『莉犬くんは…莉海さんの命を無駄にしちゃうの?』
莉犬「え?」
Aちゃんは少し怒っているように泣くのを我慢していた。、
でも今にも溢れだしそうな涙を目の下に貯めていた。
『莉海さんは…莉犬くんに生きてて欲しいから…助けんだよ。』
莉犬「…」
『そんなこと言ったら…莉海さん悲しむよ。』
『ううん。みんな悲しむよ。』
俺はその言葉を心のどこかで待っていた気がする。
死んだら悲しむのは分かっていたから…それでも、申し訳ない気持ちでしか自分を
満たせなかった。
『お願い、死ぬなんて…言わないで。』
泣きながらAちゃんは言った。
莉犬「生きてていいのかな?」
『いいんだよ。莉犬くんの事みんな大好きなんだから。』
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Ri_ - (名前)のぞみさん» ありがとうございます(´;ω;`)とっても嬉しいです(´;ω;`)読んでくださりありがとうございます(´;ω;`) (2020年7月15日 20時) (レス) id: 527ae1b069 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)のぞみ(プロフ) - こんにちは(」・ω・)このお話すごく面白いです!頑張ってください!!!!!! (2020年7月14日 22時) (レス) id: 0285c139ec (このIDを非表示/違反報告)
Ri_ - 、さん» 指摘ありがとうございます!外しているはずなんですが…表示されている場合はまた外してみます。 (2020年7月7日 23時) (レス) id: 527ae1b069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ri_ | 作成日時:2020年6月29日 21時