45話 ページ1
ジェルくんside
『今のジェルくんが私は好きだよ。』
ジェル「そっか…そうやな。俺も考え方を考えてみーひんとな。ありがとうな、A。」
『いいえ。』
ふんわりと笑う君。
いつも大切なことを思い出させてくれる君。
何も知らないで、ずっと人のことを思い続ける。
本当のこと…巫女のことを打ち明けない事に罪悪感を覚えた。
恐怖を背中に隠している自分が嫌だった。
でも、打ち明けたらAに危険が迫る。
なんとも出来ない時だった。
『ありませんし、帰りましょうかね。』
ジェル「せやな、ごめんな。力になれへんくて。」
『いいえ、大丈夫ですよ!』
申し訳なさそうに手を振るAの袖口からちらっと見えた痣。
日に日に体に巻き付く根っこのように成長していく。
焦りを抑えて俺は扉に向かった。
『?なんでこの扉あかないんですか?』
ジェル「掟でな、異性同士で口付けしないと入れなかったり出れへんかったりするんや。」
『あ、だからあの時。』
ジェル「またすることになるけど…」
『大丈夫、しなくても。』
シュンッ
『はい、出られました。』
ジェル「ええ!?何したん!?」
『瞬間移動覚えたんです。ほんの少しの距離なら飛べるんですよ。』
ジェル「そんな俺とのキスが嫌やった?」
『ジェルくんは好きな人とする時に取っとくべきですよ。』
俺は全然、Aのこと好きやのに…( ´・ω・`)
ジェル「おれはAなこと好きやで?」
『はいはい、そうですか。』
明らかに本気にしてない。
スタスタと先に歩き出していく。
そんな鈍感な所も好きやけどな。
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Ri_ - (名前)のぞみさん» ありがとうございます(´;ω;`)とっても嬉しいです(´;ω;`)読んでくださりありがとうございます(´;ω;`) (2020年7月15日 20時) (レス) id: 527ae1b069 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)のぞみ(プロフ) - こんにちは(」・ω・)このお話すごく面白いです!頑張ってください!!!!!! (2020年7月14日 22時) (レス) id: 0285c139ec (このIDを非表示/違反報告)
Ri_ - 、さん» 指摘ありがとうございます!外しているはずなんですが…表示されている場合はまた外してみます。 (2020年7月7日 23時) (レス) id: 527ae1b069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ri_ | 作成日時:2020年6月29日 21時