検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:12,252 hit

ページ6

さとみside

まぁ、人だろうけどな。

幽霊?

いやいや、幽霊だったらこんなくっきり足跡着くわけねぇだろ。


足のサイズは小さい。古くないから…多分最近着いたもの。

気になるといえば…少し足跡に赤色が混じってること。

この家に入れていること。


足跡は2階に繋がっていた。



なーくんを中心にその部屋へ向かう。

ななもり「いい?開けるよ?」


ガチャッ…

初めて入るその部屋。

特に以上はなくタンスやソファーなど家具が置いてあるだけの部屋。

少しホコリっぽかった。

ころん「なんだー、なんもいないじゃん。」

急に喋りだすころん。

さっきまで震えてたくせに。

莉犬「待って?ソファーに誰か寝てない?」

莉犬が指さした方向のソファー。

さっきは死角で見えなかったが、少し角度を変えると見える。

ジェル「女の子ちゃう?」

少し茶色と白が混じったような複雑な色。

所々破れている服。

そして血。

ななもり「怪我してるんじゃない!?」

なーくんはその子に駆け寄った。

ななもり「君!大丈夫!?」




――――――

Aside


夢を見ていた。

鬼と人の境がない平和な世界。


暖かいな…


その時、急に体が揺れた。

パチッ…

目を開けるとそこには知らない人。

紫「君!大丈夫!?」

『え…』

人間…

美味しそうだな…ってダメダメ。食べたら…アイツと同じ。

この人たち、どうやって入ってきたの?

鍵閉まってたはずだよ?


私は目の色を見せないように前髪で隠して起き上がった。

『すいません、人がいるとは知らず…すぐ出ていきます…』

人いるんだ…こんな所にも。


もうどこに行けばいいんだろう。日中だけでもここに入れただけいいや。

もうすぐ夜だもの。

今夜はどこかの野宿しよう…

部屋を見渡すと、その人だけでなく残り5人くらい人間がいた。

赤「大丈夫?血が着いてるし…ボロボロだよ?」

『いえ、大丈夫です。』

黄「待ってください。そんな格好で外出たら風邪引きます!」

その子は自分の着ていたパーカーをかけた。

『汚れます…』

黄「いいです。」

今返してもまた着させられそうだ。

ピンク「ところでさ…君どうやって入ったの?別にここは俺たちの家ではないけど。」

こちらの台詞ですよ。

門は開けられないはず。鍵は閉めてあった。

『たまたま…入れたんです。』

早くこの場所から抜け出したい。

知性がまだあるうちに。

五→←三



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
設定タグ:すとぷり   
作品ジャンル:ホラー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

無月 - こちらの作品は十二で終わってしまったんですか?すごく面白かったので続きが気になるところで終わりになってしまっていて悲しいです。もし続きがあるのでしたら楽しみです。応援しています。 (2023年2月12日 15時) (レス) @page14 id: 2d43423786 (このIDを非表示/違反報告)
葉夢 - すごく面白いです!続きがとても楽しみです!作者さん、ご活動応援してます!頑張ってください! (2021年3月4日 21時) (レス) id: a26d65cb38 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひかり | 作成日時:2021年2月20日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。