世界の不思議に恋をする

9話 ページ10

Aside



？「君が…プリキュア？」



少し大人な声はどこかで聞き覚えがあった。

男は手に強い負のオーラを寄せた。



『どうして自分で戦おうとしない。』

？「は？」

『物で戦うなんて逃げてるだけ。自分で戦いなよ。』



苛立ちから発した言葉だった。

自分の家族を殺した組織と思うとどうしても苛立ってしまった。



？「くくくく…ははははは！！」





まるで作られたような笑い声。

？「俺自身と？お前が勝てるわけないじゃん。だからこうやってしてるんだよ。」



笑い混じりに話す。




『私を倒すつもりで来てるんでしょ。だったら自分で戦ってﾀﾋにやがれ。』

？「へぇ、口だけは立派だね。」

ﾊﾟﾁﾝｯ…

男が指鳴らすと場所が変わった。

宇宙空間のような場所だった。

重力もなければ何も無い。



？「ちょうど退屈してたんだ。君と遊んであげるよ。」



場所が変わったのは好都合。

街に被害を出す訳には行かない。


アリス「キュアストロベリィ！これを受け取って！」

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