世界の不思議に恋をする

21話 ページ22

Aside

『自分で調べたんだ。誰も仲間なんて居ない。』



ななもり「ふーーん。」



ニヤニヤと気色悪い。


私はもう弱くない。新技だって手に入れたんだ。



『ストロベリィ！(ｸﾞｯ)っん！！』


変身しようとするとジェルくんに口を塞がれ止められる。


ジェル「シー、みんな寝てるんだから静かに。な？」


『んー！！んー！！』


変身しないと勝機は無い。


ここは無駄に抵抗した方がいい！！


思いっきり拳を振り上げた。


ﾊﾟｼｯ。

さとみ「なーに手出そうとしてんの。」

完全に手が塞がった。


ころんくんを片手で支えられるのも時間の問題だ。


息が苦しい。

口が完全に閉ざされている。


ｶﾞﾘｯ!!

ジェル「いった…へー、ようやるやんか。」


『はぁ、はぁ……ﾌﾝｯ!!』

腕が振り解けない。

さとみ「女の子は大変だね。こうやってされた時逃げられないもんね。」



ななもり「君の家族も君みたいに震えてたよWw」


『え…』


ななもり「今の君みたいに怯えきった表情でね。死んで行ったよ。」


ﾌﾟﾂﾝ…


『あなた達は何も思わないの…』

ジェル「は？」


『誰か一人の周りに居る人の気持ち、、取り残された私の気持ち…』


ななもり「君の気持ちなんて知らないよ。」


『なら、なんでころんくんを助けに来たの。仲間だから…それだけじゃないでしょ？』


さとみ「何が言いたいの？」


○○「三人の中にも昔の…私と生きた記憶がある人がいるんじゃないの？」

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