7 ページ9
Aside
時間を停めれば、もう悲しい思いはしなくていいよね。
空は青いまま晴れ続けて、孤独も感じないまま
眠っていられる。
「…っ…！…な…わ…！！」
遠くから聞こえる…いや、遠くない。すぐそこなんだ。
宝石のせいであまり聞こえないだけ…
死んじゃったんだな…私…
莉犬達とも…遊んだり出来ないのかな？
これから…
ずっと…
みんなと何かを永遠に…なんて望んでいた。
でも…永遠に違う世界で生きるなんて…
そんなの
耐えられない。
昔…体が弱い私が中々外で遊べない中
一緒に室内で遊んでくれたのがあの6人だったよね。
友達がなかなかできない私と一緒にいてくれた。
わざわざ学校まで一緒に来てくれて
まだ…
言えてない。
「ありがとう」って。
ずっとずっとさ…
生きててくれて
私が死んだ時
たくさんの泣いてくれて
大切にしてくれて
ありがとうって言いたい。
私、みんなには何も出来てない。
こんな所に引きこもって
バカみたいだな。
ちゃんと向き合わなくちゃ。
でも
また暴走しちゃうかも。
あ、さっきるぅとに怪我させたまんまだ。
謝らないと…
パキッ…
宝石の魔法を解いた。
恐る恐る目を開けるとみんな居た。
るぅと「A！」
『あ…』
止まっているけど心臓が早くなってるように感じる。
ダメ、みんなの顔が真っ直ぐ見れない。
花子「七不思議零番、黄昏時の少女。君は自分の役目を把握している？」
『役目？』
花子「七不思議にはそれぞれ役割があるんだ。俺は学園内の怪異の監督。」
花子「零番、君は「学園に幸せを運ぶ」だ。」
幸せを運ぶ？私が幸せを？
花子「君の力は君の思いそのものだ。優しい君だから幸せを運べる。」
花子「幸福に導くんだ。」
私には私の存在する意味があったの？
さとみ「俺は…またAに会えて嬉しいよ。たとえ怪異でも。」
『さとみ…』
さとみ「もうこれ以上…遠くに行かないでよ…」
『ごめ…ごめんなさい…』
莉犬がぎゅっと抱きしめてくれた。
莉犬「また会えて嬉しいよ！」
花子「あ！そういう事か！」
何か理解したように七番が言う。
花子「少年たちに加護をさずけたのは君だね。」
『え？』
花子「普通、霊力がない人には零番や俺が見えない。もちろん触ることも。」
花子「君が無意識の間に加護を与えてたんだ。」
そうなんだ…
なんだかんだ、会いたかったんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢花(プロフ) - いつも私シリアス見るとテンション上がるんですよね。ってことでﾍ(ﾟ∀ﾟﾍ)ｱﾋｬｯ��(ﾟ∀ﾟ)/ﾎﾟﾋｬv(´∀｀*v)ﾌﾟｩ!(゜∀。)ﾜﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ (2021年4月30日 16時) (
レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - えええええぇ!大好きな二つがコラボ…最高やん!(☆∀☆)読む前から楽しみ!←はよ読め? (2021年4月30日 16時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
天 - 誰やねん。吾輩やねん。の所笑いました笑 応援してます！これからも頑張ってください！ (2021年3月8日 19時) (レス) id: 9b7d3c2801 (このIDを非表示/違反報告)
Ri_(プロフ) - 緋奈さん» 完結してあります！プロフ欄もしくは「世界の不思議に恋をする」という名前で調べていただけると見ることができます！是非ご覧ください！ (2021年3月6日 17時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
緋奈 - プリキュアと、すとぷりのお話、、、見てみたいです！ (2021年3月6日 16時) (レス) id: cde6977925 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひかり | 作成日時：2020年8月29日 10時
