喧嘩 ページ3
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玲於「お前まじなんなの？
せっかくのオフなのにさ、は？
うぜえわ、本当うぜえわ」
怒ってます。
彼、怒ってます。
次の日曜オフらしいんですけど
私は部活。
玲於くんが頑張ってるから
私も頑張れる
玲於くんにとっての仕事と
私にとっての部活は
本当は全然違んだろうけど一緒。
私だって玲於くんみたいに頑張りたい。
私は頑張ってる玲於くんが好き。
玲於くんに
頑張ってる私が好き
って言ってもらえるように
私だって頑張ってる。
なのにこの言いよう。
玲於「俺と部活どっちが大事なわけ？」
「玲於くん」
玲於「じゃあなんで休まねーの？は？
意味わかんねー」
「じゃあ、私と仕事どっちが大事？
仕事ある日に私がオフだったら休んでくれる？」
玲於「俺とお前は違えじゃん」
「違うくない！！」
玲於「もういいわ」
「は？なにもういいわって」
玲於「なんでお前が怒ってんの？
意味わかんねーわまじなんなの？」
「うっざ！」
玲於「お前のがうぜえわ」
はーあ。普通に考えて、
頑張ってる私が好きって言ってもらえるように
私も頑張ってるんだよ！！
なんて恥ずかしくて言えるわけないじゃん。
察してくれたりしないのかな？
優しいを極めた人間になれないの？
この人は。
ほら。怒らせると面倒くさい。
休むのはわたしのプライドが許さない。
私はダンス部に所属している。
そしていつか玲於くんと踊れたらな〜
なんて思ったり。
だから、本当に上手くなりたい！って思ってて、
毎日練習頑張ってて、
それで、、、
玲於「…ごめんて、泣くなよ」
「…泣いてない」
玲於「泣きそう、」
「泣かないもん…」
玲於「心が泣いてる」
「玲於くんいつから心見えるようになったの？きも」
玲於「お前、人が優しくしてやってんのに
きもとか普通言う？」
「だってキモくない？
心が泣いてる、ってそもそもなに？爆笑」
玲於「お前そこ泣くとこじゃね？」
「ウケる爆笑爆笑」
玲於「泣かなくても笑うとこじゃなくね？」
毎日のように喧嘩が絶えないけれど
仲直りなんかしようとしなくても
自然とこうなって仲直り。
そう言う空気を作ってくれるのは
いつも玲於くん、
な〜んて有りがちなことは言わないけど
玲於くんとじゃなきゃ
こんな風にはならないかな〜とは思ってます。
日々感謝の気持ちでいっぱいです。
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作者名：ゆうな | 作成日時：2017年4月6日 20時
