planetarian《松村北斗》 (ページ9)

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樹「最近ジェシーとは話したの？」

「え？全く。話しかけてこないし」

樹「はぁ。お前ほんと」

「ごめんだけど樹には関係なくない？」

週明け早々、樹と険悪ムードになってしまった

樹「余計なお世話なのは分かってるけどお前が好きなやつにそんな態度取られたらどう思うわけ？」

「…何も知らないくせに説教しないで！」

悔し涙なのか、イライラしてる涙なのか、私の気持ちを全く知らない彼に対しての悲しい涙なのか分からない涙に耐えられなくなって教室を飛び出した

北「A？」

飛び出した先に隣のクラスの北斗がちょうど自分の教室に入ろうとしてるところに遭遇した

北「おはよ」

「…おはよ」

北斗の顔を見ないように横向いてると案の定覗かれた

北「え、」

「ほっといて」

北「いや、ちょ、おいA！」

絶対に北斗が入ってこられない場所、女子トイレに隠れた。

ついでに用を済ませようと下着を下ろしたとき

「…はぁ。」

今日無駄にイライラしてるのがどうしてかが分かった

上手くいかなくてすぐに泣きそうになるのは女の子の日だったんだ

ナプキンはカバンの中だけど取りに帰る気力もなかったから絢にお願いして個室の中にいることにした

情けない

絢「Aー？持ってきたよ」

「ありがと」

好きな人の彼女とはいえ、親友の顔をみると涙が出てきた

生理ってめんどくさい

絢「松村くんが心配してたよ？」

「うん」

絢「樹はAのことも大事だけどジェシーのことも大好きだからまた皆で仲良く遊びたいんだよ、だから許してあげて？」

「…うん」

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