timing《 松田元太 》

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夏休みに入り、バイトがない日は基本暇で麦茶を飲みながらボーッとテレビを見ていたら携帯が鳴った









"松倉海斗"









珍しい人からだった









「もしもし」








海「もしもしー暇？」









「どうしたの笑」









海「暇で暇で溶けそうなのに誰からも断られてもうAしか連絡する相手いなかったの」









「あ、私消去法？笑」









海「だって元太が怒るもん」









「え？」









海「なんでも、暇ならどっか飯行かね？」









なんだかんだ4人で集まっても、1番関わりのない人だった









電話を終わらせて着替えて待ち合わせの駅に向かった









海「A」









「わ、びっくりした」









何を話すわけでもなく、あ〜腹減ったって歩き出す松倉くんに着いていった









海「あら、2人きりって初めてだっけ？」









「そうだね」









海「千年に一度の会だ」









「なにそれ笑」









いくら遊んでても2人きりはやっぱり緊張する









海「元太とかは2人で会ったりすんの？」









「ううん、連絡はいつも取ってるけど遊んだりはしてない」









あ、でも今度遊ぼうって言われたよって言うと松田くんみたいに顔をパァっと明るくさせた









海「よかったじゃん」









「うん？笑」









海「Aって元太のことどう思う？」









「えー、優しくて可愛いなって思う」









海「かっこいいは？」









「2人ともかっこいいよ」









海「うわー、あざとい女俺は苦手だぞ」









意味わかんないし笑って会話が続いて元彼の話に流れた









海「まだ引きずってんの？」









「んーどうだろ、会ってみなきゃ分かんない」









海「会わなくてよくね？逆に」









元太にいっぱい遊んでもらえって言われた









松倉くんは松田くんのことなんだかんだ好きなんだろうな







いつも松田くんの方がかまちょな気がするけど









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