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松倉「なーA」
松田くんとハルカが場所取りをしてくれてる間に松倉くんと買い出しに向かった
「ん?」
松倉「元彼にあって元太にないものって何?」
足が止まった。
それに気づいた松倉くんも足を止めてこちらを見てた。
「…何で?」
松倉「シンプルに気になった」
海斗にあって、松田くんにないもの
「…そんなのないよ」
松倉「え?」
「…松田くんにあって海斗にないものしかないよ」
自分でそう言ってハッとした
松倉「焼きそば買ったらゆっくり話そうよ、なんか苦しそう。2人には混んでたって言えばいいから」
松田くんは勝手に私のテリトリーに入ってくるタイプだけど、松倉くんも何気にそうだった
それが不快じゃないのは不思議
焼きそばの屋台を離れて神社の境内に向かった
松倉「で?元太にあって元彼にないものしかないって言ってたけどなんで元太とは付き合えないの」
海斗への後悔とか、色々浮かんだけどひとつの答えが出てきたせいで視界が歪んだ
松倉「泣くな、せっかくメイクしたんだから」
松倉くんの不器用な優しさがさらに私の涙を加速させた
「松田くんといると、海斗がもっと松田くんみたいな人だったらなって思うようになった」
松倉「…」
「松田くんのこと好きだって思った日もあったけど、どうしても海斗と重なって苦しくなって」
松倉「うん」
「そしたら私どっちのことが好きなのかわかんなくなって。もちろん海斗と戻っても何も変わらないと思ってるから戻ろうと思わない。」
「けど松田くんが好きなのに海斗に依存してる…」
松倉「元太のことが好きってちゃんと認めてるんだね?」
「…うん」
松倉「じゃあもう1つしかなくない?」
「え?」
松倉「元太はAが思ってるよりもAのことちゃんと理解してる。ちゃんと元太は忘れさせてくれるよ」
「…」
松倉「元彼引きずってた期間勿体なかった!って思う日がくるよ。これ絶対。長年元太と一緒にいる俺が保証する」
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sun - コメント失礼します。 すごくキュンキュンしてすぐ読んでしまいました。 次の小説も続編も楽しみにしてます!頑張ってください!! (2021年12月24日 17時) (レス) @page31 id: e878fe8712 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - これさん» ありがとうございます!続編を作るかまた元太くんで違う小説を作るかで迷ってたので参考にさせていただきます!! (2021年11月29日 14時) (レス) id: c3dba5aa4a (このIDを非表示/違反報告)
これ(プロフ) - コメント失礼します 大変面白く、一気読みさせて頂きました!もし宜しければ番外編作って下さい! (2021年11月29日 1時) (レス) id: 9cdc7cb2e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:fon | 作成日時:2021年9月11日 2時