36話 ランニング ページ38
夢主side
体育祭までまだ時間はある。
という事で私は毎朝のランニングの距離を伸ばし、基礎体力の向上を図ることにした。
毎朝5時半起きだったのを5時起きに変更し、涼しい時間帯に走る。
この時間帯には犬の散歩をしている人によく出会う。
ランニングで毎日すれ違う人は軽く話をしたり、挨拶を交わしたりもする。
距離を伸ばすため今日は別ルートを通る。
すると見覚えのある紅白頭が。
『あ、轟君だ。おーい！おはよう、轟君！』
轟「!おはよう。」
『おはよう。いつもこの時間走ってるの？』
轟「あぁ。Aもか？」
『私は今日から。いつもはここの手前くらいでUターンするんだけど、基礎体力向上のために今日から。距離伸ばすんだ。』
轟「そうか。」
轟「髪、上で括ってるんだな。雰囲気が違ぇ。」
私は学校に行く時は下ろしているが、走る時は邪魔になるので上でお団子にしているのだ。
『そうそう、走ってると邪魔だから。』
少し雑談し、水を飲み呼吸を整えると
『じゃあ、私もう行くね、また学校で！』
走り出そうとすると手を掴まれ、
轟「一緒に走らねぇか？俺もそっち方向だから。」
まさかの誘いだった。
別に断る理由は無いので頷き、一緒に走ることにした。
頷いた途端轟君の表情が緩んだような気がした。相変わらずあまり表情は硬いが、周りに花が飛んでいるような感じがして、
『轟君って可愛いよね。』
とつい言ってしまった。
それに対し轟君からは意外な返答が。
轟「可愛いのはAじゃねえか？」
『…え？』
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苺チャン(プロフ) - 苺ミルク飴さん» コメントありがとうございます！私も苺ミルク飴様の作品応援しております!改めて本当にありがとうございます! (2020年12月12日 22時) (
レス) id: ec803e055d (このIDを非表示/違反報告)
苺ミルク飴(プロフ) - 凄い面白いです！特に36話凄いニヤニヤしちゃいました笑更新頑張ってください！応援してます！ (2020年12月12日 22時) (レス) id: b4b2a74632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺チャン | 作成日時：2020年10月17日 20時
