お互いの気持ち ページ27
授業を終えて放課後下級生たち一平と孫次郎と虎若、夢治郎を探していると…
生物小屋の近くの茂みに様子をうかがうように隠れていた
生物小屋に何故いかないのか見ていると八が世話をしているからだとわかった
「…やぁ、君たち」
「「「「うわぁあ〜!!」」」」
驚きの声を上げるよいこ達にしーっと人差し指を出して口元にあてる
虎若「A先輩!」
夢治郎「なんだ…もぅ、びっくりさせないでくださいよぉ〜」
一平「びっくりした…」
孫次郎「はは、ちびるかと思った…」
それぞれの感想を述べる一年生たち
「君たちはどうして、ここで様子を見ているんだい?委員会に行かなくていいいのかい?」
虎若「じ、実は…僕たち」
夢治郎「上級生たちを見ると体が震えちゃって拒否反応を起こしちゃって近づきたくても近づけないんです」
一平「それに…今更、顔を出してもぼくたち今迄みたいに尊敬する先輩として接することができるか不安で…」
孫次郎「…ちょっと委員会に出にくくて」
「君たちはさ、僕のことは…怖いかい?」
一平「い、いえ!」
虎若「天女の事件の時も体を張って守ってくれた先輩を怖いと思ったことはありません!」
「そうか、ありがとう…僕もね、本当のことを言うと同級生たちが少しだけ怖いんだ…」
「「「「えっ!?」」」」
一平「先輩が、…ですか?」
「…うん、そうだよ…。妖術にかかっていたとはいえ、心のどこかで彼らに逢って笑いあっているのを見るとどうしても…思い出してしまうんだ
一斉に攻撃されて必死に訴えかけても聞く耳を持たなかった彼らを…僕は怖いと思ってしまうんだ」
孫次郎「でも先輩は竹谷先輩と一緒にいますよね?」
「うん…たとえ操られても裏切られたとしても彼らは僕の大切な友人だからね
たとえそれで死ぬ運命だとしても…そばにいて一緒に支えたいと思うのは同じだから…」
夢治郎「その、先輩は…死ぬの、怖くないんですか?」
「…怖いよ、でもね?人が死ぬときはね…心臓が止まる時では無いと思うんだ
病気で死んだり、毒を飲まされて苦しんだりすることでもない…
人にね、“忘れられたとき”が一番つらいんだ…
天女が下りてきてから何故か僕だけが認知されていなかった今までいた五年間は彼らの中でなかったことにされた時が一番怖かったんだ…
だから本当に元に戻ってくれてうれしいと思う…だからそばにいたいんだ
ごめんね?うまく伝えることができなくて」
終わり ログインすれば
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おんぷ - なんか、完結状態になってますがいつか続きが読みたいです。 (3月20日 0時) (レス) id: 4cbcaaccff (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - テマリさん» 初めましてうれしいコメントありがとうございます!ほかの委員会の展開どう直そうか悩んでて中々更新できない状態でいました!何度も読んでくださりありがとうございます!何とか完結できる鵜ように頑張りますね! (2023年4月9日 23時) (レス) id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
テマリ - 初めまして!ずっと前から何回も見直して毎回泣いてます。主君の儚い想いが伝わってきて、どんな最後になっても忍たまのみんなが主君の事を忘れないでくれると嬉しいです。明日も明後日もこの作品を読み続けたいと思います! (2023年4月9日 2時) (レス) @page24 id: 605f236d29 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - もんちゃんさん» 初めまして、うれしいコメントありがとうございます!最後のほうは、まだ展開を決めていないです。なので結末が更新されるまで楽しみにしていてくれると嬉しいです。天女作品は初めてなんでグダグダで申し訳ないです。 (2022年10月23日 12時) (レス) id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - 初めまして!!物語の内容がとても好きです!!一度壊れた信頼って取り戻すの難しいですよね。主君には頑張って欲しいです!!質問なんですけど最後に主君は亡くなるパターンですか? (2022年10月22日 9時) (レス) @page23 id: 46474643e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼真 x他1人 | 作成日時:2020年6月27日 23時