忍たま☆病弱だけど優秀な五年生 第三章:試される絆

タイムリミットの段 ページ4

学園長先生と新野先生は何も言わなかった
複雑な思いで口を閉ざしてしまったのだ

「「‥‥」」

「新野先生、学園長先生僕はこの学園で過ごせてとても幸せです
だからこそ、中途半端な状態では皆が笑顔で過ごせないと思うんです…
これから新入してくる一年生や在留している後輩たちにも安心して過ごせるようにしていきたいんです

僕はこの学園が好きです。学園のために何かをして残したい
笑顔が絶えないこの明るい学園を守りたいんです
僕のわがままだと思いますが、どうかこの願いを聞き入れてください

残り僅か一か月ですが、皆の絆を取り戻せるように尽くします
危なっかしく見えるかもしれませんが温かく見守ってください
どうかお願いします」

と頭を下げる

学園長「頭を上げい！」
僕はそっと頭を上げる‥‥。

学園長「‥‥本来ならそれは教師がすべきことなんじゃ。
しかし、お主も知っての通り今の上級生はまだ任務に出られる状態ではないのだ
よって必然的に先生たちが出張などでこちらのことには手を付けられぬ状態なんじゃ‥‥

すまぬが、よろしく頼む」

学園長先生は僕に頭を下げた‥‥。

「頭を下げるのは僕のほうです、僕のわがままを聞いてくださりありがとうございます」
新野「本来なら医者の立場か言えば止めるべきなのでしょうが‥‥

学園をこのままというわけにはいかないのでしょう‥‥私も出きること精一杯させていただきますので無理しない程度で頑張ってください」

「はい、お忙しいのにお話を聞いてくださりありがとうございます」

こうして僕のほんのわずかな将来はみんなのために使うことに決めた。

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