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悲痛な悲鳴の段 ページ35

「伊作先輩は天女様が降りてこられてからというもの…人が変わったように

天女様の周りにべっとりと張り付き我々後輩の声にも目もくれずに、聞き入れてくれさえもしませんでした…我々が何度かお声をかけたときも、助けを求めたときも

振り向きもしませんでした…

そして、委員会の“後輩”である…僕のことも…いや、存在自体を忘れていた…

そんな伊作先輩をみて僕らは“失望”したんですよ」


伊作「っ!?」

「僕は上級生でありながら、ケガをしたものを敵味方関係なく治療される先輩の姿を見て

不運体質でありながらも、めげずに前向きに立ち向かう

そんな伊作先輩を…僕は尊敬していたんです…体が弱くて体調をしょっちゅう壊してしまう僕も見捨てずに毎日気にかけてお世話をしてくださいました…

だから、そんな先輩だからこそ、あなたのいる保険委員会に入りたいと思ったんです。
あなたの役に立ちたいと…

僕はそんな先輩に存在自体を忘れられて…とても悲しかったです…。」

伊作「…く、草薙…?」

僕の顔は今三郎が悪戯をするような悪い顔になっているんだろうな…
でもこれは演技をして先輩を目覚めさせるためのお芝居だ…

復讐を企む後輩を演じないと…

「…残念ですよ…伊作先輩、そこから出られるといいですね…それでは」

伊作「ま、…待ってくれ草薙!!僕を見捨てていくのかい!?」

「……先に見捨てたのは…伊作先輩のほうですよ…」

僕は落とし穴から去るふりをして足音を態と立てながら気配を消してみた
さぁ、伊作先輩はどう反応するかな?

伊作「…ぅぅ、……そんな、…草薙があんな奴だったなんて…

うわぁああ〜!!!」

伊作先輩は両手を頭にのせて押さえながら叫んだ。

すみません…先輩…僕は先輩を取り戻すためなら…

悪魔に心を売ることだってするんです…

伊作先輩の叫ぶ声を聴いて罪悪感を覚えながらもそろそろ声をかけようとしたところで前方からドドドドと大きな土煙と共に誰かが駆けはしってきた

伊作先輩か?…いや、いけいけどんどーんって言っていない限りは違うな…

まさか、食満先輩!

この状況はどうみても、僕が伊作先輩を落とし穴に嵌めたという最悪な状況になってしまう

僕は懐に手を入れて縄梯子を下ろそうかと思えば、懐に手を入れた時点で攻撃を仕掛けてきたため仕方なく苦無を手にし僕はその攻撃を受け止めた

同室組VS五年生最弱の段→←落とし穴の中に…の段



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ゆい - 言葉足らずですみません、字が間違っていると思うので、修正して頂けると嬉しいです! (2019年12月23日 2時) (レス) id: c2ad18a2b2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼真(プロフ) - ゆいさん» 字事態がよみにくいですか?保険委員会と書くと字が違うと指摘があると思うのですが…汗) (2019年12月22日 18時) (レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 保健委員会のけんの字を修正していただけると読みやすくなると思います! (2019年12月21日 22時) (レス) id: c2ad18a2b2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼真(プロフ) - ゆいさん» 応援してくださりありがとうございます!展開が決まり次第少しずつ更新しますのでお待ちください☆ (2019年12月16日 21時) (レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 応援してます! (2019年12月16日 2時) (レス) id: c2ad18a2b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼真 x他1人 | 作成日時:2019年3月10日 20時

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