Sleepy.[uszw] ページ21
皆で始めたゲームの決着がなかなかつかずに時間は深夜3時半を回っていた。
深夜テンションも完全に通り越していて、皆黙々とボタンを押している。
一番最初に限界を迎えたのは私の隣に座るうっしーだった。体がグラグラしてるなーと思って見てたらガクンと首が落ちて、私の肩にもたれかかってきた。
「…うっしー｣
「んぁ、ごめ…ねみぃ」
眠たそうに目をこすり、メガネを外した。
もう８割ほど停止している思考回路ではメガネ外す瞬間かっこいいとか寝顔可愛いとか、そんなことしか考えれない。
「おいで、寝てていいよ」
ぽんぽんと自分の膝を叩くと素直に頭を乗せた。
よっぽど眠たかったのか1分もしないうちに寝息が聞こえてきた。
動かなくなったうっしーにキヨが気づいてここぞとばかりに囃し立てる。
「あれー？うっしーまた寝てんじゃん｣
「わーほんと。Aちゃんも大胆だね、膝枕て｣
「見てうっしーの幸せそうな顔、腹立つー｣
キヨにつづいてレトルトもガッチさんもニヤニヤとこちらを見た。面白いことがあると急に元気になるんだから。
「……何やってんだ私」
そんな3人を見て、私も我に返る。
恥ずかしくて体が一気に熱くなっていく。
起こさなきゃと思いつつ、気持ちよさそうに眠るうっしーを起こすのは…と葛藤していると
「Aあったけえ…｣
と、お腹に手を回された。
「わー！！こらうっしー！」
「はいはい俺らは帰りますかね」
「お邪魔しましたー」
空気を読んでくれたのか3人はそそくさと家から出ていく。それはそれで恥ずかしくて、次会う時に彼らに合わせる顔がない。うっしーはどうせ「膝枕とか普通でしょ」って言うんだ。
「もう…｣
バタン、とドアの閉まる音で、お腹にくっついていたうっしーが起き上がる。
私を見て普通に抱きしめてきたから、もう起きたのだろうか。
「ほら、皆帰ったよ」
ぽんぽんと背中を優しく叩くとんー、とまだ眠そうな声が返ってきた。
「いい匂いする…なんでこんないい匂いすんの｣
グリグリと首に頭を押し付けてきてくるから、髪の毛が当たってくすぐったい。いい匂いっていっても同じ柔軟剤なんだけど。
「ほら立って、ベッド行こ？｣
「んーもうちょい…」
…やっぱり、皆に帰ってもらってよかったかも。
普段こんな甘えたな彼氏は見れないし、
「A〜…好きだ〜…｣
こんな可愛い彼氏を誰にも見せたくない。
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シノノメ。(プロフ) - ななちきさん» 読んでくださった皆様に感謝です(т т)だいぶ痛みも少なくなってきました！複雑骨折ではないのであと数週間で治ってくると思います(˶ᐢᗜᐢ˶)心配してくれてありがとうございます、とても励みになります⸝⸝> <⸝⸝ (2022年12月18日 0時) (
レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
ななちき(プロフ) - 評価１００個おめでとうございます！！怪我の具合はどんな感じでしょうか…早く完治することを願ってます！頑張ってください！♡ (2022年12月17日 20時) (レス) id: f88a542426 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - はなさん» ありがとうございます頑張って治します( ߹ ߹ ) (2022年11月21日 19時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - ななちきさん» 初めまして！見つけて下さりありがとうございます！どんな話も神作と言われるように頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2022年11月21日 19時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - ゆたんぽさん» 優しいコメントありがとうございます…初めての骨折だったのでこんなに痛いのかとビックリしました…更新された時はまたよろしくお願いします！ (2022年11月21日 19時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノノメ。 | 作成日時：2022年9月1日 4時
