5話 ページ5
「いやまじで皆ごめん！んでレトさん！ありがとう｣
ガッチさんがエアコン効きまくったこの部屋でダラダラと汗を流しながら頭を下げる。
ベットで眠っている子はガッチさんの親戚、Aちゃんというらしい。
とりあえず愛人じゃなくて良かった。
「いや俺らは全然いいけどね」
「ね、どうせあそこカットするとこだし｣
「レトさんが鍵落とした奇跡」
「うん、俺にもっと感謝して欲しいね」
ほんとは1度間違えて入った時には何となく誰かがいたのは気づいていた。
ガッチさんも入らないでって言っていたし、きっと俺らに見つかりたくないんだなって思った。
まあ、入っちゃったけど。
あんな苦しい声を無視するなんてできないでしょ。
「なんであそこいたの？」
「え？色々あんのよそれが」
「色々？」
ガッチさんは「あんまり俺が言わない方が」とか「いやでも治してあげれたら」など、ぶつぶつ言いながら困ったように頭をガシガシとかいた。
「ほんとに優しい子なんだよ、でも男の人がちょっと…ね」
言ってしまった〜とさっきから情緒不安定だな。
男がどうなのかはなんとなく皆も察したようだ。
何があってそうなったかは分からないけど。
「あら〜怖いんだ｣
「ガッチさん女だったの」
「そういう訳じゃねえよ！」
「ヤンキーとヤクザとか怖いに決まってるもんね」
「お前も入ってんだよ関西人｣
かくいう俺も過呼吸になった彼女を介抱しようとした時に思いっきり手を払われていた。
最初はすこーしだけ傷ついたけど、事情を知った今では申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
過呼吸の原因は間違いなく俺だし。
「余計なお世話かなと思いつつやっぱりこれから先異性と関わらないなんて無理だと思うのよおじさんは。｣
どう思う？と意見を求める割にはガッチさんの目には既婚者のうっしーしかうつっていない。ふん。
「まあ、多少は話せるようにはなっといた方がいいんじゃないの。｣
「俺ら仲間はずれだねレトさん」
「俺は作らないだけ」
「嘘つけ｣
恋愛をそんなにしてこなかった俺でもわかる。
異性に対する恐怖は無くしてあげた方がいいって事ぐらい。
もちろん、生涯独身でもいいという考えは否定しないが一生恐怖と生きていくのも違う気がする。
「とりあえず今日はAちゃん心配だから撮影やめとく？｣
「俺ら居たら不安だもんね｣
ぞろぞろと帰る準備をしはじめる俺たちをみてガッチさんが大きくため息をついた。
「それがさ…｣
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シノノメ。(プロフ) - 遊ちゃん_SKZさん» 返信遅くなりました申し訳ありません！！他の作品も呼んでくださったのですね！！ありがとうございますわああああああああ！！がんばりまああああす！！！ (2022年11月21日 15時) (
レス) id: 013d671d7d (このIDを非表示/違反報告)
遊ちゃん_SKZ(プロフ) - ぶっ通しで読んじゃいました、、他の作品もこの作品も本当最高だ.....これからも超応援してます！！！！！！好きだああああああああ！！！(煩) (2022年10月31日 6時) (レス) @page40 id: fe8355afed (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - ういろさん» ハッピーエンドに出来て良かったです！こちらの作品も読んでくださったのですね！ありがとうございます( ´•̥ו̥` ) (2022年9月28日 3時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
ういろ(プロフ) - 主人公の女の子が幸せになれてよかった(´；ω；｀)泣いちゃいました！！ (2022年9月28日 2時) (レス) @page40 id: c9d9bd71e7 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - 澪さん» 最後まで！本当にありがとうございます( ;ᯅ; )他の作品も頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2022年9月26日 22時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノノメ。 | 作成日時：2022年7月6日 2時
