25話 ページ25
今日はガッチさんの家に例の3人がくる日。
「ほんとにいいの？」
「が、頑張る。」
「ははっ、前も同じような会話したね｣
あの日は確か、挨拶して逃げちゃったんだっけ。
今日はそんなヘマはしてられない。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
「はぃ！｣
「ほらほらリラックスしなきゃ｣
レトさんもいるんだから、とガッチさんは頭を撫でる。
彼の名前を聞くだけでこんなにも心が落ち着くのだから、不思議なものだ。
「そうだよね…行こ！」
「レトさんパワー！｣
でも、最近レトさんといるとなんだか妙な気持ちになる。
なんだか上手く言葉に出来ないけど、過去にもこんなことがあったような…
「Aちゃん？あけるよ？｣
「あっ、うん！」
今はそれどころじゃないか。
ガッチさんがドアを開けると「遅い〜！」と文句を言いながら彼らが入ってきた。
「あ、Aちゃん！お邪魔します！｣
「ここ、俺の家ね？｣
ゲームの用意してくるねと部屋へ戻ってしまったガッチさん。
嘘でしょ、と緊張して固まっていると、2人の間にレトさんが見えた。すぐ駆け寄りレトさんの服を握ると彼は相変わらず優しい目で私を見てくれる。
「えへ、Aちゃんこんにちは｣
「こ、こんにちはレトさん。キヨさんも牛沢さんも…こんにちは！｣
自分でも驚く程にすんなりと出た挨拶。
レトさんを見るとやったねと嬉しそうに笑った。
この人が隣にいるだけでなんでも出来そうな気がした。
「あの！今までちゃんと挨拶もせずにごめんなさい。ご迷惑をお掛けしたのにすぐに…｣
私が頭を下げようとするとキヨさんがビシッと言葉を遮るように手を出した。突然の事に驚いてしまって再び声が止まる。
「謝る事なんてひとつもないです！｣
「ほんと。こいつの言う通り何も迷惑かかってないんで｣
「なんか、お前ら気持ち悪… ｣
「あ、気持ち悪いって悪口だかんね？！」
「俺もレトルトの意見に賛成｣
「うっしーも含まれてんだよ！」
各々で自分の言いたい事を言いまくる3人。お互いの言うことなんて聞いてなさそうなのにすごく楽しそう。
「Aちゃん、馬鹿はほっといて行こ！｣
「う、うん！｣
レトさんにそっと手を握られる。
あ、まただ。またこの感覚。
何かが溢れそうなこの気持ちって一体何だったっけ。
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シノノメ。(プロフ) - 遊ちゃん_SKZさん» 返信遅くなりました申し訳ありません！！他の作品も呼んでくださったのですね！！ありがとうございますわああああああああ！！がんばりまああああす！！！ (2022年11月21日 15時) (
レス) id: 013d671d7d (このIDを非表示/違反報告)
遊ちゃん_SKZ(プロフ) - ぶっ通しで読んじゃいました、、他の作品もこの作品も本当最高だ.....これからも超応援してます！！！！！！好きだああああああああ！！！(煩) (2022年10月31日 6時) (レス) @page40 id: fe8355afed (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - ういろさん» ハッピーエンドに出来て良かったです！こちらの作品も読んでくださったのですね！ありがとうございます( ´•̥ו̥` ) (2022年9月28日 3時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
ういろ(プロフ) - 主人公の女の子が幸せになれてよかった(´；ω；｀)泣いちゃいました！！ (2022年9月28日 2時) (レス) @page40 id: c9d9bd71e7 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - 澪さん» 最後まで！本当にありがとうございます( ;ᯅ; )他の作品も頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2022年9月26日 22時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノノメ。 | 作成日時：2022年7月6日 2時
