【鬼滅の刃】後藤の妹です。

ブラコン度20％ ページ24

刀が届いて、四日が経った。




ちなみに隊服は刀が届いた日に希望通りのものが届いた。女の子らしいスカート、ではなくズボンである。スカートとやらは男ばかりで育ってきたからかはき慣れていない。さて、そんな私には今ひとつの悩みがある。








「さすがに、暇だ…」







そう、暇だ。当然、鍛錬も積んでいるのだがそれにしても暇である。ただの暇ではなく、とても暇である。とても、だ。






兄ちゃん仕事でいないし愛おしい弟達は町に買い物しにいっているし母さんは弟達についていって買い物いってるし父さんは蔵掃除を今日はするらしい





暇だ。






またもやそんなことを思いながら、空を眺めているといきなり頭に衝撃がきた。なんだ、と思って顔を上げようとした瞬間上から声が聞こえる。







「カァ、カァ、初任務！初任務！南南東にて少女がさらわれているとのこと！今すぐ行き鬼を滅するべき！」








こんな甲高い声は、私の知ってる限り、というかこれからもだろうがひとつだけだ。




「鎹烏！…分かった。」









そう告げて、私は隊服に着替え日輪刀を身に付けた。









さすがに誰にも告げずにいくのはいやだと思い、玄関に向かおうとした瞬間がらっと扉が開く音がした。

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