【鬼滅の刃】後藤の妹です。

兎の独り言　2つ ページ16

錆兎side



彼女が、刀を振るった瞬間俺は地上へと放りだされた。








とっさに、受け身をとって体制を立て直す。









もう、刃のない自分の刀をすこし、握り締めてこれからどうするべきか。そう、考えた。









俺は、どうなったってよかった。でも、何も関係のないAは、絶対に守りたかった。









ああ、どうするべきか。








なんて顔を上げたら、そこにはなぜか先ほどより怒った鬼がいて。そして、その前には普通の顔をして立っているAがいた。









状況がわからず、すこし混乱したままAのほうを向いたらAはすこし笑って「錆兎、戦える？」そう、俺に尋ねた。








質問の意図は分からなかったが、答えないのも何かと思い「刀が…」そう、答えた。








そういえばAは、すこし悩み、はっと思いついたかのように口を再び開いた、









「錆兎！これ使って！！！」









かと思えば、こちらにAの刀が投げられて、









＿＿＿投げられて？？？？？？？？








刀を、投げるということは自分の武器をなくすということ。





つまり、自分の命を投げ出すようなものだと鱗滝さんも、いっていた。






そんな命を捨てるような行動に思わず「＿は？」と低い声が出てしまう。









俺のそんな様子をみて、Aはなんで？という顔をしていていて、思わず









「俺がこれを使ったとして、その間はAはどうするんだ！」









そう、叫んでしまった。

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