私の上司はキムデビル

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両手に紙袋を抱えて、朝から通勤ラッシュの中、ヒールでダッシュする女なんて滑稽すぎる。




急いで、近くのコンビニに入り、目の前にあった新聞と雑誌を適当に買う。



店員さんのあのぎょっとした顔、絶対に忘れない・・・









時計を確認すると、電話が来てから１３分が経過していて、


大急ぎでエントランスを潜り抜け、エレベーターのボタンを連打する。









「しんど・・・・」









毎朝こんなんなのかな・・・。



正直、初日だから慣れてないだけかとも思ったけど、



特にトラブルもなく順調にきてこの時間の無さだもんな・・・









はやくエレベーター来い。と足踏みをしてうずうずしていると、


後ろから、威勢のいい挨拶が聞こえた。


しかも、１人じゃなくてたくさんの人の。









びっくりして、後ろを振り向けば









キムデビルが歩いてこちらに向かってきているではないか








「っうそ。」









そして、テヒョンさんが私の隣に並ぶと同時に、エレベーターの扉が開いた。



ポケットに手を突っ込みながら乗るテヒョンさんの後に続いて慌てて飛び乗る。







「・・・・・・・」







気まずい。気まずすぎる。






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